ホイアン旧市街は、”街全体が世界遺産”にも登録された情緒溢れる街として有名で、かつて海上貿易で栄えた街並みには、色とりどりのランタンが飾られ、陽光に包まれた黄色い壁には花々が咲き誇り、どこを切り取っても”絵になる景色”が広がるノスタルジックな街だった。
…というのも嘘ではないんだけど、、、
実際のホイアン旧市街は、至る所で”野生わんこ”が寛いでたり、、、夜はそこら中のレストランでバンド演奏が始まって、”写真で想像する静けさ”とは正反対の活気に溢れていたり、、、
売ってるものも、ホイアンならではのランタンのお店も多くあって、(ベトナム定番の→)某スポーツメーカー衣類やら高級ブランド(のマークがついたニセゲホゲホ)はベトナムの他の地域でもよく見かけるけど、
それ以外が少し変わっていて、ホイアンはベトナムでも特に衣類生産のメッカ?なのか、仕立て屋さんや革製品屋さんが軒を連ねていて、お洒落なレザーバッグなんかが格安(交渉次第)で売られてたり、仕立て屋さんでは、生地からワンピやオーダースーツも作れるみたいで、「ホイアンにわざわざスーツ仕立てに来てるのかな?」ってくらい欧米の若い子達でごった返してたり、、、
旧市街から少し離れるだけで、牧歌的風景が広がるど田舎で、まだ規則も緩いのか、”どう見ても子供が”普通に原付乗ってたり…汗
という感じで、言い出したらキリがないくらい、ガイドブックなんかには載ってない一面もいっぱいあって、情緒と素朴と興奮入り混じる楽しい街だった。
そんなわけで、ホイアン観光モデルの参考になるように、旧市街の見どころや楽しみ、旧市街以外の観光スポット。2週間滞在して感じた”ナマのホイアン”の様子や、滞在で気になる点なんかを書きだそうと思います!!
ホイアン旧市街の見どころ
まずは、ホイアン旧市街のベターな見どころや、ガイドブックがあまり触れてない楽しみから。
ホイアン旧市街は『チャンフー通り』を歩け!
ホイアン旧市街に来たら、まず西側の玄関ゲート(みたいな所)から出発して「日本橋」を目指すのがベター。
そこから東がチャンフー通りになってて、ここを歩けばガイドブックなんかで見る、思い描いてた”情緒溢れるホイアン旧市街”が堪能できる。
↑西側から出発して日本橋へ…そこから東がチャンフー通り
この通りを軸にして、トゥボン川沿いを歩いたり、、間の細道を歩いたり、、小洒落た隠れ家カフェで休憩したり、と街ぶらするだけで一日中楽しめる!!
そのほか、ホイアンで行ったカフェ&レストラン↓
観光チケットを買うべし!
旧市街の中には世界遺産の建物が複数あり、『旧市街観光チケット』があると、その貴重な施設・建物の中まで観光できるようになるので購入必須!
旧市街観光チケットの販売ブースは至る所にあるので、見かけたら購入するといいと思う。
ワンコに癒される♪
これも、ガイドブックなんかではいちいち書くような事じゃないから触れられてないけど、ホイアン旧市街には、寛いでる《野生ワンコ》を超見かける。(あと定期的にミッキーも徘徊してる(笑)
旧市街で見かけたワンコたちは、大人しい子ばかりで、襲ってきたりはしないので安心。
ホイアン旧市街で”かわ&ぶさワンコ&ミッキー探し(笑)”も密かな楽しみの一つ!
夜の旧市街はこんな所
夜になるとランタンが灯り、一層幻想的になるんだけど、、、
実際の夜の雰囲気は、屋台やレストランが続々オープンして、あちこちのお店からバンドの生演奏がガンガン鳴り響いて、写真で想像する”情緒溢れる静けさ…”とは正反対で、さながら”ロックフェス”の様相(笑)
生バンドやってるレストランの場所は、アンホイ橋を渡った先のナイトマーケットのある小さな島。
手漕ぎボートにも乗ってみる
旧市街に流れるトゥボン川では、夜になると手漕ぎボート体験もできる。
料金は個人交渉で乗ってる人も見かけたけど、チケット売り場で定額販売されてるので、交渉したくない人でも安心。
ナイトマーケットでお買い物
夜になると、毎晩ナイトマーケット(夜市)が開催されてる。
お店には、ランタンやベトナム雑貨の他、怪しげなデジタルグッズなんかも販売されてて必見(笑)
ランタンのバエ写真は旧市街中どこでも撮れるけど、リサーチする時間が無い人は、ナイトマーケットに行けば写真スポットが用意されてるから確実!
因みに、私がスマホ待受用に撮ったベストショット↓
ナイトマーケットの場所は、マップではアンホイ橋を渡った所だけになってるけど、ホイアン市場の周辺でも開かれてた。
ホイアン旧市街で売ってるもの(お土産)
ベトナムのお土産と言えば、ココナッツのお椀といったベトナム雑貨や、アオザイ・ノンラーといった”ベトナムらしいもの”を思い浮かべるけど、ホイアンは特に衣類生産工場が多いのか?、他の地域と売ってるものの傾向がちょっと違った。
仕立て屋さんが多い
ベトナム旅行の際に、民族衣装のアオザイを仕立ててもらう人はよくいるけど、ホイアンはアオザイだけでなく、仕立て屋さんが多くあって、生地を選んでワンピやらスーツやらまで作ってもらえるみたい。
欧米の観光客はこれ目当てでホイアン旅行に来てるのか?って位、店内大盛況だった。
料金は確認できなかったけど、先進国でオーダーメイドするよりも確実にリーズナブルなんだと思う。
革製品が多い
これもガイドブックなどではあまり見かけない情報だと思うけど、仕立て屋さんが多いことと関係してるのか、革製品屋さんも多くあった。
超絶クオリティが高い!
価格はものによると思うけど、レザーバッグなどは日本で買うと、ブランド品じゃなくても2万~5万程度するけど、素敵なバッグがあったので気になり値段を聞いたら、1万円前後だった。
そのまま遠慮して立ち去ろうとしたら、案の定20~30%ほど値引いてきたからもっと安くなると思う(笑)
スポーツメーカー系も(やっぱり)多い!
ベトナム旅行を一度でもしたことがある人は知ってると思うけど、ベトナムではスポーツメーカーの衣類やバッグが格安で販売されていて、ここホイアンでも(やっぱり)スポーツメーカー製品も多く売られてた。
クロックスが多い
中でも変わってたのが、ベトナムの市場では、サンダルも多く見かけるけど、ホイアンは何故かクロックスが大量に販売されてた。
写真は市場内だけど、ナイトマーケットには定番タイプから靴タイプやらまで”ずらーーっ”と並んでた。
そのほか売ってたもの
ベトナムと言えば、藤カゴバッグやプラカゴバッグも有名だけど、その手のお店は少ししか見かけなかった。
あと、高級ブランド(に酷似したやつ。お察し…)もそこそこ見かける(笑)
ギンコもある
そのほかには、知る人ぞ知る!?ベトナムブランド『GINKGO(ギンコ)』が、ホイアン旧市街にもあった。
ギンコのTシャツはオーガニックコットンで、値段も大体3,000円くらいだから、日本でTシャツ買うと思えば高くはないかな。
デザインが、ベトナムモチーフになってて、色んなデザインがあるからベトナム土産にもいい。
*執筆時閉店
旧市街以外の観光スポット
ここからはホイアン旧市街旅行の際に合わせていける周辺の観光スポット。
ホイアン インプレッション テーマパーク
『ホイアン インプレッションテーマパーク』では、当時のホイアン(や日本)を再現したテーマパークになってて、中では本格的なダンスやショーが楽しめる。
開園は夕方からなので、1泊旅行なら旧市街のナイトマーケット楽しみたいけど、2泊以上の旅行なら、一日はここを楽しむのもありだと思う。
アクセスも、旧市街から徒歩でも行ける距離。
ビーチもある
ホイアンにもビーチ(アンバンビーチとクアダイビーチ)がある。
ダナンのミーケほどではないけど、そこそこビキニのお姉さ・・・ビーチ感♪もあって楽しめる。
アンバンビーチは、旧市街からもさほど離れてないので、日程に余裕があれば、行くと楽しめるかも。
タンハー陶器村
旧市街から西に約3キロ、車で約10分の場所に、『タンハー陶器村』っていうのがある。
(個人的に)一番の見どころは、村内に併設された陶器の博物館にある『ミニチュアの世界の遺跡』
超素朴な村なので、そういう所を歩くのが好きな人は、楽しめるかも。
ココナッツ村
ココナッツ村はバスケットボートなどが楽しめる。
バスケットボート以外あまり見どころないけど、こちらも日程に余裕があるなら、少しは楽しめると思う。
アクセスは、旧市街から約5キロと離れてるから、私は自転車で行ったけど、送迎付きツアーなどで行くと楽だと思う。
ミーソン遺跡
ミーソン遺跡は、旧市街から車でやく1時間の所にある古代チャンパ王国の遺跡で、ここも世界遺産に登録されてる。
個人で行く事もできるけど、遺跡の中は初めてだと分からないから、ツアーで行く方が賢明だと思う。
因みに私は、ベトナムの老舗ツアー会社の『シンツーリスト』で参加しました。
ホイアン旅行前に…滞在で気になる点
ホイアン(旧市街)旅行する際に気になる点をまとめたので、旅行前の事前知識の参考になればと思います。
ホイアンへのアクセス方法は?
日本からホイアンへは、直接飛行機で行けないから、飛行機で一旦ダナンに行き、そこから車でホイアンへ向かうのが一番ベターな方法。
ダナンからホイアンは車で40~50分程度の距離だからそこまで離れてないけど、タクシーで行くとそこそこの金額になるので、チャーターバス予約しておくとお得に行ける。
治安は?
ホイアン旧市街の基本的な体感治安はすごくいい。
ハノイやホーチミンのように、靴磨きのおじさんから靴脱がされそうになったり、、、怪しげなオジサンからイカガワシイ写真見せられそうになったり、、、っていうのがホイアン旧市街では一切なかった。
あと、基本的に買い物は交渉になるけど、ベトナムの他地域よりグイグイ系は少ない印象。
ただ、注意点!って言うと語弊があるけど、カゴ担いだおばちゃんから「カゴ担ぐ?」って勧められて、担いで写真撮ったら、その後フルーツ買うようにめっちゃ圧かけられる(笑)
あと、旧市街から離れて行けば行くほど、ノラ犬なんかをそこそこ見かけるから、その点を気を付けてホテル選びした方が良いと思う。
ネットは通じる?
ベトナムのインフラ事情は基本的に良くて、ホイアンでもWi-Fi接続を完備したお店も多い(お店によるけど)。ホテルなんかでは殆どWi-Fiがあると思っていいと思う。
気になるのはこっち→。現地シムでの通信は、私はベトナム旅行の際にはいつも《Vietna mobile》のシムを使用してるけど、時折不安定になったくらいで、基本的には常時接続良好だった。
グラブ乗れる?
ホイアンも旧市街近辺ではグラブ(配車アプリ)はそこそこ走ってるので普通に捕まえられる。
下記で、グラブの設定方法と現地での使用方法を書いてるので、合わせてどうぞ。
両替所&ATMある?
ホイアン旧市街に両替をしてるお店&ATMもあった。
両替所はチャンフー通りに何店舗もあるけど、店舗ごとにレートが違うから、すぐに両替せずに他の店も確認したほうがいい。
ATMは、旧市街内にある『セントラルマーケット』の入り口と、『VietinBank』に置いてあった。
対応カードは分からないので、引き出しできなかった場合は上述の両替所で対応してください。
私が見かけたATMの場所を記載しときます。
↑旧市街内『セントラルマーケット』北側入口
↑ホイアン市場の北東。十分圏内。
コンビニ・デパートは?
旧市街の中にも小さなお店があり、お菓子やジュースなどは普通に買う事が出来る。
旧市街から少し離れても『WinMart+(コンビニ)』がちらほらあったので、短期の滞在なら全然困らないと思う。
ただ、大きなモールやデパートは無かったので、どうしてもモールに用がある人は、お隣ダナンまで行く必要がありそう。
自転車レンタルは?
ホイアンでは自転車貸出ししてるホテルが多いようで、ホテルの自転車に乗ってる観光客をよくみかけた。
ホテルに貸出しが無い場合は、旧市街の周辺でレンタサイクルやってるお店をちょいちょい見かけたけど、店舗ごとに料金や利用時間が違ったので、確認してみてください。
まとめ
ホイアン旅行は、以前1度ダナンからのツアーで参加して、すごく素敵な街だったので、「いつか長期で滞在して見たいなぁ…」って思ってて、今回2週間滞在してみたけど、ガイドブックで見るような情緒や趣だけじゃなく、野生ワンコに癒されたり、、、毎夜バンドで盛り上がってたり、、、すごく楽しい街だった。
一番ビックリしたのは、仕立て屋さんと革製品屋さんが多い事。特にレザーバッグが凄くかっこよくて、これ目的に来てもいいかも?ってくらい。
基本的な治安もすごく良くて、一つわき道に入ると素敵な”隠れ家カフェ”があったり、遊んでる地元の小さい子から、お気に入りのおもちゃをメッチャ見せられたり(笑)
でもやっぱり一番の魅力は、どこを切り取っても絵になる景観で、「さすが街全体が世界遺産なだけはあるな!」って思った。
旧市街を少し離れると、田畑が広がるど田舎(いい意味で)で、ノラ犬に遭遇するとちょっと怖いけど、ウシやらトリやら動物がいっぱいいたり、子供が普通に原付乗ってたり…汗といった、先進国が失った素朴な大らかさ・朗らかさが垣間見れるから、都会の喧騒から離れて心のリフレッシュに、あえて旧市街から少し離れた場所に宿をとるのもありだと思う。
ホイアンまでのアクセスが、日本から飛行機1本で行けないから少し大変で、今回は日本→ハノイ乗継→ダナン、、、そこからチャーターバスでホイアンへ…という感じで行ってみたけど、
ベトナム国内線乗り換えも初めてで不安だったけど、英語力皆無の私…でもこれといったトラブルもなく行く事ができたので、多少でも英語で会話できる人ならもっと余裕で行けると思う。
ともかく、ホイアン旧市街は『また絶対行きたい!』って思えるほど素敵な街だったので、まだ行ったことない人も一度ぜひホイアン旅行してみて下さい!!