『レースシムはリアルに勝るのか論争』に”勝手に”終止符を打つ!?

ゲーム
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車好きな人間というのは、どの環境でどの車に乗っても「うまく乗りこなしてやろう!」と思うもので、それはレースシムに関しても同じの気持ちだ。

今回は、子供時代からレースゲームの金字塔”グランツー”に始まり、FORZAを通って、今では、7万程するそれなりに高級なハンコン(FANATEC-CSR)まで所有し、日夜『ASSETTOCORSA』や『R3E』等をやってる私が、”レースゲームとレースシムの違い”から、ネットで見かける『レースシムは現実に通用するのか?』論争に勝手に結論を出したいと思う!!

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『レースシムでは、本物は上手くならない』というのは間違い

レースシムが本物とまったく同じ動きなのか?と考えるのはある意味で無意味だといえる。

それは本物の車も車種や駆動形式により、それぞれ違う挙動を示すからだ。

なので、所詮ゲームだとしても、レースシムでうまく乗りこなしたいと思う気持ちは、実車をうまく乗りこなそうとするのと感覚的には同一だとも言える。

マリカのような、あまりにも現実離れした挙動は車という概念から遠く離れているけど(楽しいかどうかは別)、レースゲームの中でも”シム(シミュレーター)と呼ばれる類になると、「ハンドルを切っても曲がらない理由だったり、「ブレーキ踏んでも止まらない理由がしっかり出来てるので、現実で300キロ出すことはまずないだろうが、”雨でスベッた”位の状況なら条件反射的に体が反応できるようになったりする。

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プロレーサーの評価は無意味

よくゲーム雑誌などでプロレーサーがレースゲーム(重要:シムではない)をやり、評価していたりするのを見かけるが、これもあまり当てにならない。

その理由は、プロレーサーの仕事はレースであり、そのレースに出資しているスポンサーから給料が発生しており、スポンサーから「このソフト紹介してください」となどと言われたら、グラフィックも良く楽しければ、適当に「そこそこリアルで楽しいゲームだ」と言っているだけなのであまり意味が無い。

しかしそんなレーサーも毎日本物のレースカーに乗れるわけでもないので、シミュレーターを使っていることもある。

その時練習材料として重要なのは、レース場のディテールがほぼ一緒な事や、そのレースシムの最低限の物理法則が出来る限り正しい事、あとハンドル(ハンコン)のフィードバック機能がきちんとしてる環境が重要になり、あまり重要ではないのは、車の形が本物とまったく一緒とか声援や実況の有無など、所謂”ガワ”はたいして重要では無い。

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ゲームとシムの差

上記を踏まえて、レースゲームとレースシムの差を考えてみる。

”レースシム”はリアルとまったく一緒ではないにしろ、少なくとも”レースゲーム”より動き(挙動)は確実にリアルだといえる。

 

レースゲームも最近ではアシスト全カットなどが搭載されていたりして、ガチシム程ではないにしろ挙動もそれなりにリアルな場合もあるが、基本的には万人受けするようにエンターテイメント性が重要視されてるので、さわりは楽しくても、コンマ何秒の戦いになってくると、極限の状態での挙動が大雑把だったりして興ざめしてしまったりする。

その点、レースシムは、外観の美しさはあまり重要視されてないので、ゴールしても盛り上がる演出さえなかったりして、見た目は地味だったりするが、挙動にはこだわって作られているので、

例えばタイヤ一つとっても、1週目ではまだタイヤが温まっておらず曲がれなかった速度でも2週目では曲がれたり、そのまま10週もすると今度はヘタってきて徐々に滑りだしたり、、

というのが”演出”ではなく、”物理計算”によって出されているので、スピンした際などにも「どこに問題があったか?」というのを実感として感じることができ、タイヤを温存するためのアクセルワークやハンドリングといった、無謀な速さより、総合的な運転を意識できるようになってきた。

 

そのようなシムで練習する事は、実車でもFF車からFR車に乗り換えるのと同じようなもので、よく出来たレースシムならある意味”本物に転向も不可能ではない”所まで来ているように感じる。

とはいえ、本物のレーサーは”恐怖”というシムでは感じる事のできない部分も大きくしめてるから、これ技術(テク)だけの話。

見た目もリアルなシム

先ほど『シムは見た目が地味』といったが、ゲームの進化も目覚しく、最近ではある一定のシムレベルのレースシムもかなり外観もよくなってきていて、PCARSやASSETTOCORSAなんかは両者とも多少のフィーリングの違いはあるが、十分シムだと感じる出来でありながら、見た目もかなりリアルだ。

Assetto Corsa – Introducing the Audi Sport Quattro S1 E2
Project cars – Launch Trailer

ASSETTOCORSAは物理計算がしっかり作られてるのか、フィードバックもリアルな反面、多少素っ気無さもあるが、無駄に演出がない分、自己ベストタイムと黙々と闘うことが出来る。

上記に比べ、Pcarsは若干ゲーム寄りだけれども、程よいシム加減が、”遊ぶ”という本来の目的から見ると、サクッと楽しむには逆に良かったりする一面もある。

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高級ハンコンの重要性

どれだけリアルなシムでも、パッドでやっているのでは本物に対して応用が利かないのは間違いない。

シミュレーターを本物の練習材料としてみるなら、フィードバックに十分反応するハンドル型コントローラーは最低限必要になる。

これもお遊び程度なら多少のフィードバックで十分面白いが、最低でも5万円以上するような高額なハンコンだと、パワーが違うので、フォースに余力を残すことが出来る分、急カーブの最もフォースがかかった状態で縁石に乗り上げた時に、『遠心力でかかるフォース+縁石に乗り上げた分のガタガタ』の両方がフォースの上限にかからず感じることができ、低グレードのハンコンよりリアルに感じれるようになる。

最初からハンコン設定があってない理由

そんな高額ハンコンも、買えば最初から完璧に設定出来てるものでもなくて、特にPCでは使われるものの種類が多いこともあり、殆どのレースシムが自分で調整しないといけない。

私も昔PCでレースシム系(race07とか)を始めたばかりの時は、きちんと設定を合わせないとリアルじゃない事を不思議に思ったり、ネット(海外フォーラム等)で調べて、その通りに設定しても、人それぞれ違う事を言ってたり、「リアルシムってこんなものなの?」と思ったりもしたが、その理由は、各人が使用しているハンコンの違いや、その人がフィーリングのどこに焦点を当ててるのか?の違いに関係し、ハンコンの出力には限界があるので、『滑り出しを早く察したい人』や、『カーブの微調整をしっかり感じたいから重めにしたい』とか、さらにゲーム側の設定以外に、ハンコンそのものに付いてる設定も絡んでくるので、初期状態では殆どのシムは設定があっていない。

余談

CSRにもDRIという項目があり、この設定はゲーム側でカウンターが当たった時にハンコン側でどの位ハンドルを回すかOFFから5の6段階で決められる物なのだが、当初、私の設定は、車が横滑りした時にカウンターがすぐに当る、3~4の設定にしていたが、この設定の落とし穴が、少しでもカウンターの情報が入るとすぐにそちらに流れてしまおうとする結果、すべりからの回復がわかりにくいということに気づき、今では、2前後にしている。

ASSETTOCORSAでドリフトして遊ぶ時なんかも、DRIはその名前からもドリフトに使えそうに感じるのだが、高すぎるとドリフトの終わり際でハンドルの中心が定まりにくく、2以下だとドリ開始時にハンドルを多少投げてあげないといけないのだが、中心が定まってる分、実はドリフトもやりやすい事に気づいて、長年かかって徐々に設定も変わってきた。

 

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PCARSの初期設定は特におかしい

PROJECTCARSは初期の状態でハンコン設定を見に行くとフィードバックのパワーが5倍?に設定されていて、とてもじゃないがただ重いだけでリアルとは程遠いものだった。

そこそこシム寄りなのに、なぜ初期の状態でこのような状態になっているかというと、これは憶測になるが、一般的にはほぼパッド勢、若干リアルに楽しみたい人は180℃位回転する1万位のハンコンで、やはり5万を超える物というのは一部のマニアのもので、フィードバックパワーの強い高級ハンコンを使ってる人が極一握りなので、パワーの弱い低グレードのハンコンでも十分フィードバックが感じられるように初期設定が5倍になっているのだろうと思う。

Pcarsのパワー倍率5倍は1倍より強いのか?の解説

普通の数学では当然5倍の方が強いという事になるが、この設定は少し意味が違う。

この設定の5倍は確かにパワーが5倍になっているのだが、それはハンコン側の限界を超えて5倍にまで出力されるのではなくて、仮にハンドルをちょっと切った時本来2しか出力されてないものを、10として出力しているにすぎない。

それに何の意味があるかというと、安いハンコンではFFBが弱いので、本来2程度のFFBの時に10位出力してゲームの意図した重さに近づけようとしており、それは安いハンコンでも「ハンドル切ってる」と感じさせるにはいいのかもしれないが、本来10等分されるはずのパワーを、弱いハンコンにあわせて倍率を上げたものなので、FFBの強いハンコンの場合は完全に邪魔な設定になる。

高額なハンコンなら出力が10(仮定:100%)の時に5倍すると50になってるか?というとそういうことではなく、ハンコンの限界地点があるのでそれ以上あがる事もなく、逆にちょっとハンドルを切っただけでFFBをMAXまで使われてしまい、カーブ中に縁石に乗った際のゴツゴツなどのフィーリングが全く感じれなくなってしまう。(*厳密に言うと出力されてるのだが、全部カーブのFFBにパワーが持っていかれてしまっているので、その余力が無くなってしまっている。)

こういう事もあるので、Pcarsに限らず、レースシムの初期設定はかなり重要になる。

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レースシムのいいところ

一旦ここでは、5万円以上も出してハンコンを購入し、レースシムやる人の気持ちがわからない人のために、レースシムのいいところを挙げていきます。

 

レースシムなら事故っても怪我しない。
・ガソリン代がかからない。
公道ではやってはいけない運転が出来る。
・タイヤ代かからない。
タダで有名レース場を何週でも走れる。
・色んな車(スーパーカー)に乗れる。
もはや車代自体かからない。
etcetc

本物の高級外車なんてそうそう買えないし、買えてもそんな車でドリフトとか絶対やらないし、リアルはファミリーカーで安全運転して、事故も起こさずにすむし、、

こう考えると5万円程度のハンコンがいかに経済的お分かりいただけたと思う。奥さん。旦那さんのささやかな趣味を許してあげて・・・

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結局

『所詮シムはリアル(現実)じゃない』ではなく、『シムでも乗りこなす』という気持ちがあれば、それは車愛と一緒だ!

レースシムでの挙動限界付近でふっ飛ばないように運転する練習は、「この車はこう動くからこう対処する」という、挙動の違いのある、車1台1台を理解し、操作しようとするのと同じ気持ちで、、リアルなレースシムは、それに対応できるほどのハンコンがあれば、本物とまったく同じでなくとも、十分実践に応用可能なところまできてるように感じる。

当然、車をいじり倒す方が楽しいという人もいるでしょうから、本物よりシムの方が勝ってるという事ではないので、あしからず。

ちなみに私がレースシムをやるのは、本物のスーパー(ハイパー)カーに乗れないからであり、どんな車でも買える位のお金があれば、・・・いややっぱりどっちにしろ、最高級のセット組んでレースシムやってるかもw

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