高級ハンコンは買うだけではダメ!FANA-CSRはDRI-1がいい理由。

ゲーム

わたしの使用するハンコン(ハンドル型コントローラー)はFANATECのCSRといわれるもので、その更に上のグレードや、現在では最新モデルも存在し、私が使用してるグレードでも、「ハンドル、クラッチ、ペダル、その他コードの類一式」セットが当時日本円で約6万ほどした物だが、多分この辺の商品に全く興味のない人からしたら、「ゲームの癖に高額過ぎ!」と思われるだろうが、更に上のグレードでは10万越す物もザラにある。

これ以外にも、360ワイヤレスレーシングホイール(ワイホイ)やワイヤレススピードホイール(スピホイ)も所有しており、ワイホイは今でも360にいつでも使えるようにスタンバっており、高額とされるハンコンを所有していても、その手軽さからワイホイ・スピホイにも価値はあり、今でも使用する。

今回は、高級ハンコンを初めて買う方のための、買った後に覚えておかなければならない設定の基礎を、

高額ハンコン所有歴10年ほどのレースシム経験から得たレースシム全般に応用できる初期設定の出し方・考え方を説明していきたい。

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センターがスカスカ?

世にあるゲームレビューなるものを見ていると、このハンコンというものは非常に数も多く、CSRの上位であるCSREを持ってしても「センターがスカスカで面白くない」等と記入してるのを見かけることがある。

これまた非常に難しい問題で、そもそもそのレビューを書いた人のPCスキルや、車の理解度など、色々な部分が見えず、「10万のハンコンでもアノゲームはダメ」のように書かれて、それを見た人が「高級ハンコンでもダメなんだ」と勘違いしてしまう可能性を秘めてしまっている。

高額なハンコンは、そもそもその設定領域がそれより低額のグレードより広いだけで、大雑把に言ってしまえば、設定を甘くすれば安物と大して変わらなくなる。

ではなぜ「ゲームソフト側が最初からキッチリ設定をハンコンに合わせてくれてないのか?」という理由から、

私がなぜ「CSRのDRI設定の基本値を”1”に定めたか」を説明していく。

 

ハンコンは繋げただけではだめ

ハンコンはCSR、ゲームソフトはリアル系シムといわれる、「asettocorsa」「pcars」「r3e」を使用した場合を想定して、説明していきたい。

ハンコンの初期設定が甘い問題は、特にPCの場合に顕著で、PCの場合やろうと思えば、どこかの工場が自作で作ったハンドルでさえ使えてしまう。という問題もあり、

当然そこまでやらなくても、普通に360のワイホイから、PS4用として作られた物から、PC用に作られてるハンコン全て使えてしまい、そのハンコンそれぞれも、一定の基準で作られておらず、

ゲームソフト側が出力した情報にハンコン側の味付けでプルプル震えたり、そのような要素を入れてなかったり、と、さまざまなので高額のハンコンを繋いでも、そのまま無設定では本物と程遠い物だったりする。

もちろん「本物とは何か?」を追求するとハンコンではどれだけ高額でも無理な一面があり、だからこそ、その「リアルではありえるが、ハンコンでは出来ない部分」を「いかに本物らしく振舞わせるか?」という必要から、

ゲームソフト側で出力された「今車横滑りしてるよ!」をハンコン側が、重くしたり、クルッと反対側に回転させたりして補っていて、その情報を高額なハンコンは幅広く拾えるから、設定しだいでよりリアルに感じる物にできるということ。

そこで、先ほどの「センターがスカスカ」はどういうことか?という話だが、これには大きな問題点が少なくとも3つある。

  1. ソフトのハンドル設定が設定されてない。
  2. ハンコン側の設定があってない。
  3. そもそもゲームソフト側の出力がセンター付近で曖昧。

このうち3つ目はどうしようもない。

多くを語る必要も無いが、ゲームソフトがすでにハンコンに対してしっかり作りこまれてないのだから、殆どの場合はどうしようもない。

ただPCの場合この手のゲームにはコアなファンも多くおり、海外のフォーラムで「ゲームは面白いのにセンターが甘いのだけどうにかしたい」という声が多くあったりしたら、センター付近で重くなるMOD等を作るツワモノが現れたりして、多少改善されたりすることはある。

が、そもそもゲームのコアとなる部分がいじれるわけではないので、センターが軽くなる問題に対して、無理やりに近い手法で重くしたりするだけだったりするから、この3つ目の問題を抱えてる時点で、そのゲームは往々にして、リアルシムからはそもそも離れてる物だともいえる。

 

ここからが今回の本題。

1つ目のソフト側の設定と、2つ目のハンコン側の設定。

これが非常に厄介だ。

ソフトで出力した情報をいじるのが「ソフト側の設定」どういうことかというと、

例えば、ハンドルを切ったときにどの位重くするか?振動の対象となる出来事が起きたとき(縁石にのる等)どの位振動させるか?等の設定である。

ここを初期の設定では、往々にして当たり障りの無い、ようは追及する人じゃなかったら「この位でいいんじゃない?」にあわせてある。

だからこのままでは、高額なハンコンはおろか、そこそこのハンコンでさえもほぼ初期設定では勿体ない設定になってるといえる。

次に、「ハンコン側の設定」に関してだが、ソフト側の設定をいくら詰めても、ハンコン側がそれを認識しない設定にしていては全く意味がない。

これはソフトが出力した情報をハンコンのどの設定が、反応して返してくれるのか?というのをOFFやらMAXやらを一個ずつ切り替えてみるしかない。

この設定だけで、「センタースカスカ」位だったら直ることもよくある。

実際にネットにある情報でよく「SPRはOFFがいい」等と書いてあることが多いが、ゲームソフト側が「SPR設定」にセンター付近の出力を任せていた場合、完全に「OFF」にしてしまうとハンドルがセンターに戻りきった瞬間に異様に軽くなるという現象につながったりすることもある。

だから、ネットに書いてある情報を元に、ある程度のアタリをつけ、そこからちょっと違和感がある部分は自分で1個ずつ探していい塩梅にする必要がある。

そもそもSPR設定はフィードバックに対応していないゲームでもスプリング(ほんとに入ってるかは知らないけれど)が働き、ハンドルが中心に戻るようになってる物なのだが、

ゲームソフトによっては、フォースフィードバックが直進時には働かず、中心から5℃前後の角度では、フォースがかかってないと判断され、超スカスカの状態になるものもあった。

そういった場合は、SPR設定を流石にMAXはありえないが、1振るだけでセンター付近のスカスカは治ったりする事もある。

重い方がリアルか、それとも軽い方がリアルなのか

そしてこれもかなりの問題だが、この設定に「重い方がリアル」と言う人と「軽い方がリアル」と真逆の意見を言うのである。

わたしも当初、ネットの情報便りだけで設定を決めて、特にドリ車で遊ぶ場合、カウンターが大きくあたる設定にしていた時期がある。

それはそれで、車が流れ出したとき早い段階でカウンターが入るため、面白く感じたが、最近ではほぼ真逆の設定をしている。

これはソフトでいうとアセットコルサでもR3EでもPCARSでも殆ど一緒で、

設定画面の設定に関してどこがどう変わるのか?はソフトによってまちまちだが、その手のリアル系シムでは”そもそも”の部分でリアルに近い作りになっているから、

問題はソフト側の設定でできる内容より、ハンドルから伝わって欲しい情報のどこに的を絞って設定するか?という所を理解することにある。

これをまずおろそかにしていたら、どれだけ高額なハンコンを使っていても全く意味がない。

わたしの場合1つのレースゲームに「これでほぼ良いだろう」と思える設定に行き着くまでに1ヶ月かかることもザラにある。

慣れると、1日でほぼ「いいかな?」と思えるところまで出来たりすることもあるが、それでも1ヵ月と経つとちょっとづつ不満に見える箇所が出てきて、それを改善すると、初期の設定から結構違う設定に行き着くこともままある。

これはPCARSで実際にあったのだが、あのゲームは簡単に言うとハンコンの重さにかかわる設定が2種類存在し、そのどちらを上げ下げしても、殆ど同じような振る舞いをするのだが、

そもそもゲームの設定が意図した部分が違い、似たように振舞うものの、出力の種類が違うため若干違和感を感じる原因となっていたようだ。

ちょっと詳しく説明すると、フィードバックの強さの設定値「100」が通常の場合「20」にすると、ハンドルに出力されるフィードバックのパワーが0.2倍という事になる。

そこに、500%の出力増強のような設定をかませるというトンデモな設定にしてあった。

その状態は結局、100÷5×5という状態で、結局100出力してるようにも見え、実際それに近い設定で、データを見ても、急カーブなど一番負荷のかかるところで、最もフォースがかかるようになってはいたのだが、何か微妙に違和感があった。

ではなぜ初期設定がそんなトンデモ設定になっていたのかというと、

これには憶測も入るが、PCARSがそもそも出力の強い高額なハンコンを持って無くても、しっかりフィードバックが感じれるようにと、初期設定で出力500%UP(だったと思う)になっていて、しかもこれが設定のわかりにくいところに隠れており、それに当初気づかず、設定画面の上の方にあるフィードバックの強さの設定を下げて対応してしまい、フィードバック20に出力500%アップの様な不思議な設定にしてしまっていた。

そんなこともあるから、レースシムを最大限に楽しむなら、PCでは高額なハンドルの場合は特に、初期設定をおろそかにしてはいけない。

設定を重くした理由

少し話を戻して、当初のカウンターがわかりやすい「DRI4~5」から真逆にした理由だが、これは「軽い方が良いか?重い方がリアルか?」にかかわるところにも関係しており、

そもそも本物のハンドルは、”時には軽くもあり、時には重くもある物”という前提がある。

それをゲームで両立するのは難しく、勿論GTカーで思いっきりスピンなんてしたこと無いから、その時「ハンドルは静止してるのか?それともカウンターが当たりまくってクルクル回ってるのか?」は知りようも無いが、

それでも前提として、車に横向きのGがかかればそちらにハンドルが流れ、直進方向にGが戻ればハンドルも直進方向に定まっていくであろうことは自然から学んできた感覚で理解できると思う。

この当然の結果を「いかにハンドルから感じるか?」という設定で、当初カウンターの感覚が早くわかる設定にしていたのだが、これはCSRでいうところのDRI設定にあたり、0から5までの段階で設定でき、当初「3~4、時には5」という設定にしていた。

しかし今は「OFF~1」から多くとっても「2」位に収めている。

その理由は、「DRI」を上げると車の横Gに対してハンドルがすぐにカウンターが当たってくれるのだが、

そのあと、ようはドリフトから直進に戻ろうとするときのハンドルが中心地点で定まろうとせず、「ハンドルが戻り直進しようとするからハンドルも暴れなくなる」という当然の結果にはならず、ものすごくナーバスな状態でドリフトの終わりをコントロールしなければならなかった。

もうちょっと具体的にいうと、ハンコンがソフトから出力される情報によって、ちょっとでも横に反応を感じ取ると、ハンコン側で先読みのごとくカウンターを当てようと動き、中心に戻るはずの制御状態のときでも、ハンコン側が勝手に”カウンターにカウンター”を当てようとして、結果中心が定まりにくく、ドリフト後にフラフラしてしまうという結果になっていた。

では、DRIを押さえることに弊害がないかというと、実際は弊害とまで言うのかはわからないが、車が横Gを受けてもカウンター発動が多少重く、自分からカウンター側にハンドルを投げてあげる必要がある。

これは本物と比べるのは難しいが、気持ちとしては、車が行こうとしてる方向(滑ってる方向)にもっとクルクルっとハンドルが行ってほしいという気持ちはある。

けれども、ハンドルをカウンターに合わせて投げるだけで大体いい角度までハンドルは行ってくれ、

しかも、DRI5より重くなるおかげで、タイヤが地面から受ける影響を感じやすくなり、フルカウンター状態の姿勢制御も伝わってきやすく、

DRI5だと、タイヤの接地感も軽く、感じにくかった「もうそろそろ戻っていきそうかな?」という情報が、

DRI低め設定にすることによって、逆にタイヤと地面の接地感から車の横滑り限界が伝わるようになり、結果、DRI低めの方がドリフトで遊ぶ場合でも有用と感じる結果となった。(DRIはドリフト設定のはずなのに・・・)

それ以外でもGTカーなどでも、DRI低めの設定の方が小さなカーブなど、あまりハンドルを切らない場合にも、センター付近の接地感が感じ取れ、遊びやすく、リアルかどうかは差し置いても、気持ちよく走れる結果となった。

というわけで、現在では、どのシムレースゲーでも、GTカーで遊ぶにしても、ドリ車で遊ぶにしても、DRI設定を低めの1前後にしている。という結果に落ち着いた。

 

まとめ

  • 高額なハンドル買っても結局は設定しだいでものすごく変わるということ。
  • ゲームがもともとフィードバックを適当にしか出力してなかったら、どれだけ高額なハンドル持ってても一緒。
  • 繋いですぐ遊びたいなら、ゲーム機とそのゲーム用に作られた組み合わせで遊ぶのが一番手っ取り早い。

高額なハンコン使っていて、評価の高いレースシムのはずなのに、”いまいち”に感じるなら、設定で性能をフルに発揮できてないだけの可能性もある。

最初はネットに書いてある情報を元にするのも有用だけれど、今後末永くレースシムを楽しむなら、最後は自分の感覚を頼りに「フィードバックから何が伝わって来て欲しいのか?、どこを設定すればその情報がより伝わるのか?」等を、時間をかけて一つずつ調べながら設定していくしかない。

 

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