ベトナムは、外務省が発表する「海外安全ホームページ」でも「全域、危険レベル0」と、海外でも特に治安のいい国なので、初海外旅行や、初ひとり旅にもピッタリの旅行先だと思います。
中でもハノイ(旧市街)は、活気にあふれていて、所謂”ベトナムらしさ”もあり、食事も一食300円程度で美味しい食事ができたり、ビールも100円!?だったりとコスパ旅行にも最高のおすすめの街です!
ただ、上述のように体感治安は基本的には悪くないのですが、日本ではアリエナイ事や注意点が色々あるので、初ハノイ旅行の人の参考になるように、私の体験談と共に、ハノイ旧市街(周辺)の注意点や体感治安などを紹介しようと思います。
ハノイの体感治安や注意点
ではさっそく、ハノイで実際に体験した危険な事や注意点を紹介していきます。
まず前提として、小柄で屈強でもない私(一応♂)も、旧市街周辺の体感治安は十分安全と感じました。
とはいえ、こまごまとした注意点があるので、一つずつピックアップして解説していきます。
マッサージ店でぼられる!?
ベトナムは物価が安いので、マッサージやエステも破格に安く、ハノイ旧市街にもマッサージ店が多くあり、街ぶらしてるとよく「マッサ~♪」と声をかけられたりするのですが、
初ハノイ旅行の際に、何も下調べせず、料金が安かったので飛び込みでフットマッサージ店に入ったら、外に書かれていた値段より多く請求されました(笑)
そもそもの金額が安いので、ボッタクられた金額も法外に高かったわけではないですが、書いてる金額より高いとやっぱり損した気分になっちゃうので、最低限入る前にグーグルマップの評判位は確認した方が安全です。
’24追記:ハノイ旧市街でオススメのマッサージ店↓
靴磨きに注意
旧市街のロータリー周辺には靴磨きのオジサンがいて、気を許すと勝手に靴を脱がせて洗おうとしてくるので注意が必要です。
(喧嘩にならない程度の強さで)「ノー!」と言えば、執拗には追いかけられないので、きちんと”お断り”しましょう。
夜の街での注意点(特に男性)
夜の旧市街周辺を一人で歩いていると、
アヤシイおじさんに声かけられてスマホで何やら怪しげな写真見せようとして来たり…
知らない女性が寄ってきて親しげに話しかけられたり…
といった事がありました。
これは、私が男一人旅だからというのもあるのでしょうが、基本的には知らない人に声かけれれてもついて行かないというのは海外旅行の常識なので、親しげに話しかけられても無視するなど、注意しましょう!(女性に話しかけられるとちょっと嬉しい気分になってしまいますが…笑)
何でも値段を聞かない
ベトナムでは日本では見ない珍しい物が色々売っていて、気になったりしますが、、、
行商のおばあさんに興味本位で値段を聞いて、いらないので「ノー」というと、去り際に罵声を浴びせられた事が”一度”ありました。(ベトナム語なので何を言ってるかサッパリわかりませんが・・・)
値段交渉の際に値段を聞くのは問題ないですが、そもそも買う気が無いのに何でも値段を聞くのはやめた方が良いかもしれないです。
(完全に私の落ち度です…)
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交通がやばい!
一昔前より「信号は増えて守る人も増えてきた(現地の人情報)」らしいですが、日本では考えられない位危険です。
大型車でも信号無視でクラクション鳴らしながら走ってくるのは当然で、一方通行だからと片方ばかりを見ていたら、普通に逆走してきたり・・・
「相手だって事故りたくないからぶつかってこないだろ??」と、たかをくくっていたら、、、ガチでデンジャラス(危険)!!です。
とはいえ、「道路が全く渡れない」では旅行できないので、私のベトナムの道路の歩き方を紹介しときます。
ベトナムの道路の渡り方ガイド
- ステップ1:まず慣れるまでは、同じ方向に行く現地の方の横に並んで渡りましょう。いない場合は、別ルートを探しましょう。(活路はきっとある!
- ステップ2:一人で渡る場合は、一方通行であっても両方気にしましょう!(逆走上等!?
- ステップ3:わたる先を意識しながら、走ってくる車両と自分の歩行速度を計算しつつ、手で軽く意思表示しながら一定の速度で渡りましょう。(その際、目的地よりずれても斜めにわたる方が意外にうまくいきます。)
- ステップ4:最後の裏技は『みんなで渡れば怖くない!』です。(有名観光スポットなら、同じ方向に行ってる人も多いので、その人たちが渡ってる所まで行って団体客に紛れ込んで渡っちゃいましょう!
これで間違いなく渡れるはず!
穴のあいた道に注意
これもかなり気になるポイント。
首都ハノイでもまだ整備が行き届いてないところも多く、歩道にガッツリ穴が開いていたりします。
観光地では、歩きながらガイド本見たり、周囲の景色を見ながら歩くのが当然ですが、、、バイクがスレスレを横切ったりするので、道路の亀裂に足を取られて転ぶと非常に危険です。
これは後述の服装にも関係するのですが、特にオシャレな服装の女性なんかは、街中をヒールなんかで歩く場合は特に注意した方がいいですよ。
空気がやばい!!
ベトナムは”原付大国”とは聞いていたのですが、その影響もあってか、特に原付が密集している旧市街付近ではものすごく空気が悪いです。
よく「海外でマスクするのはその国の人に失礼」と言う人も見かけますが、ベトナムでは現地の方も普通にマスクをつけているので、気にすることもないと思います。
常につけている必要はないですが、特に”排ガスが酷い…”と感じたら、そこを抜けるまではマスクをつけるか、ハンカチを口に当てるなどした方がいいと思います。
【最重要】注意ポイント!
ベトナムは”犬食文化”がまだ残っており、旧市街にも一か所「犬の丸焼き」を道端で見かける所があるので、絶対見たくない人は注意が必要です。
場所は、ドンスアン市場から西にある「ウォールアート」のある通り沿いにある飲食店です。
↑このウォールアートのある通りの東側
現地の方々にとっては普通の生活なのでしょうが、日本人にはかなり”ショッキング”なので、絶対見たくない人は、ウォールアートを見に行く際は、「なんか”っぽい”のがある?」と思ったら、近づかない等、気にかけておいた方が良いと思います。
(’24追記)
ハノイ旅行前に知っておくべきハウツー
物価も安く、体感治安も良く、食べ物もおいしい!と「良いこと尽くし」なんですが、、、
初ベトナム旅行!という人の参考になるように、ここからは『ハノイ旅行で知っておいた方がいい事』を紹介していきます。
危険度を確認
何はともあれ、旅行前にまずは「外務省海外安全ホームページ」で現在の治安を確認しておきます。
渡航方法は?
渡航の際、国によってはビザが必要だったり、事前に渡航に申請が必要だったりしますが、、、
ベトナムでは、入国前にイミグレカードの記入等もなく、15日以内の旅行ならビザも必要なく、パスポートだけで、特に難しい事もなく簡単に旅行できます。(今後、法律などにより変わる可能性があります)
*23年、ノービザ滞在最大45日に延長されました。パチパチ
飛行機の時間は?
「海外にはいきたいけど、長時間の飛行機はきつい…」という人もそこそこいるんじゃないかな?と思います。(かくいう私がそうです…)
私の最寄り空港の「福岡空港からハノイまで」の飛行時間は”大体5時間”となっており、多少長く感じますが、、、
「ベトナムエアライン」だと、モニターで映画が上映されていたり(英語字幕ですが…)、食事もでたりと、それほど長さを感じる事無く快適に過ごせます。
ただ、福岡空港への帰り便が深夜なので、最終日も現地でゆっくり遊べる半面、帰った日は結構疲れますね・・・
ベトナム行きのオススメ航空会社は?
日本からベトナム行きを運航している”定番”航空会社は、上述した「ベトナムエアライン」や「ベトジェットエア(LCC)」が定番です。
「ハノイ行き」や「ホーチミン行き」の直行便があるので、特に利用しやすいと思います。
ベトナム行きのチケット料金は?
航空チケット料金は、時期などでまちまちですが、上記の航空会社だと、だいたい往復:約5万円台で購入できたりします。
航空券の購入は、各航空会社でも購入できますが、初海外旅行の人や、外国の航空会社での手続きが不安…な人などは『エアトリ』だと購入手続きも簡単で、格安チケットも見つかったりするので、利用しやすいと思います。
エアトリを利用したことの無い人のために、購入方法を紹介してます。お時間あれば合わせてどうぞ!↓
*23年:格安LCCベトジェットが福岡空港からも運行開始して、往復約3~4万でハノイやダナンへ行けるようになりました!【祝】
通貨や物価は?
ベトナムの通貨はベトナムドン(VND)
税:10%
全部紙幣なので、管理が大変…
大量の紙幣と単位の大きさに、慣れるまで「ぼったくられてる?」か一瞬で判断できないのが難点です。(笑)
現地では単位が大きすぎるせいか、「20kd」といった感じで表記されています。
よくある暗算方法には、「表示価格から0を2個とって÷2する」とか「Kを無視して×5する」という方法がありますが、露店では英語が通じない事も多いので、電卓を使う方が無難です。
現地の物価
ベトナムの物価は、基本的には日本の1/5から、1/3といったところで、現地の人の月給は、日本円だと「5万円でも良い方」という話を聞きました。
*知人に聞いた話では、ネイルのお姉さんは月給約3万円位と言ってたらしい。
近所のスーパーマーケットや、コンビニ(何故かサークルKばっかり!?)では、飲み物、カップ麺、おにぎり、などが数十円で買えます。
特に海外では「水道水は飲まない」のが通例なので、飲料水は15円程度で買えるので重宝しますね。
食事も、ローカルフードの『フォー』や『バインミー』が200~300円程度で、高級料理店と言われる『マダムヒエン』でも、小食の私は1500円分でも食べきれないほどの量でした。
気温や天気は?
私は6月、10月(夏シーズン)に旅行しましたが、夏場の日中は40℃になることもあり、かなり暑かったです。
(でも時季外れだとチケットが安い…笑)
服装は?
渡航時期の気温により選ぶのは当然なのですが、本などの情報で「女性の肌の露出の多い服は嫌がられる」などとあったりしますが、実際ハノイで見かける現地の女性はTシャツに太もも全開のホットパンツの方も多いですし、欧米の女性旅行客は、背中ががっつりあいたワンピース(っていうのかな?)で歩いてる人もいたので、それによって止められるという事はなさそうです。
ですが、
そこそこ野良犬(や野良鳥!?)が歩いていたり、体感治安は悪くないとはいえ、逃げにくそうな恰好をしていたら狙われる危険性もないとは言い切れないので、そこら辺を自分なりに考えて服装を選ぶほうが賢明だと思います。
靴も、道路の状況が良くないところも多いので、あまり高いヒールはおすすめしません。
英語は通じる?
そもそも私の英語力が崩壊しているので、偉そうなことは言えないのですが、ホテルや大き目のお店以外は、英語は通じない(特に年配者)と思っていた方がいいです。
実際、初めてハノイ旅行した際のタクシー運転手さんのことごとくが「イエス、ノー」さえ通じない方でした。
とはいえ、露店の方も「フィフティドン(50,000ドンの事)」位は通じるので、身振り手振りのジェスチャーで買い物位は普通に出来ると思います。
’24追記:特に最近の若い世代は英語ができる人が増えてる印象を受けます。(英語力皆無の私が言うのもアレですが…)
ハノイで安全に乗れるタクシーは?
ベトナムでも「メーターのないタクシーはボッタクられる」といった話もよく聞くので注意が必要です。
ベトナムのタクシーで安全と言われているのは下記の3社
- マイリンタクシー(MAI LINH TAXI)
- ビナサンタクシー(VINASUN TAXI )
- タクシーグループ(Taxi Group)
この3社は、メーター制で特に安全と言われています。
私が実際に乗車したのは、『タクシーグループ』と『マイリンタクシー』に乗車してみましたが、ボッタクられるような事もなく、安全に移動できました。
ただ基本的には、Grab(配車アプリ)だと行先までの金額も先に表示されていて、料金も安く、それ以上請求されるという心配も無いので、ベトナムでスマホが利用できるなら、Grabを利用する方がより安心だと思います。
↑GRABの設定から使い方まで紹介してます。
まとめ
ベトナムは冒頭にも触れたように「全地域:危険度レベル0」で、旅行客に対する大きな事件も少なく、基本的には安全な国なんですが、とはいえ、(日本が安全すぎるので、)それと比較すると多少危険な事もあるので、多少は注意しておいた方が良いですね。
ただ、これは今までにあった悪い一例で、旅行客として気を付けるべき当然の事(バッグを肌身離さないとか、知らない人に誘われてもついていかない)などを守れば、市場のお母さんなど、愛想もよく親切な人もいっぱいいて、今まで海外ひとり旅などしたことも無い(小心者の)私でも、一人であちこち街ぶらしても、ちょっとボッタクられた以外は特に治安の不安を感じたりする事も無かったので、過度に不安がる必要はないと思います。
という事で、ハノイ旅行の際の注意点の参考になればと思います。