スマホ世代にとって海外変換アダプターは、海外旅行必須のアイテムなので、既に持ってる人も多いと思いますが、、、
最近ではPD出力ポート付きの物も販売されていて、これならノートPCもアダプター不要で充電できて、旅行の荷物も減らせる!と思い、『momax PD 70W GaN 海外変換アダプター』を購入してみました。
先に雑感を言うと、、、
上記のPDの他にも、USB-A&Cポートも付いてるので、スマホやモバイルバッテリーなどの充電も当然可能で、
(一番気になる)PD充電によるノートPCの充電は、消費電力は機種により変わりますが、私の使用してる『DELL LATITUDE E7240』の場合だと[標準時:約6.9W_最大時:約65W]となっており、この変換機のPD出力70Wの許容範囲内で、100W対応Type-Cケーブルも合わせて購入し繋いでみましたが、問題なく充電できました。
という事で、『momax PD 70W GaN 海外変換アダプター』の購入を検討してる人のために、商品の特徴や、実際に使ってみて感じた、注意点などを紹介しようと思います。
*ワット数違いの商品が複数あるので、購入の際にはご注意ください。
*上述のノートPCは古いモデルなので、電源をタイプC化する専用の変換プラグも必要になるのですが、趣旨がずれるので割愛します。
『momax PD 70W GaN 海外変換アダプター』の主な特徴
このmomax(モーマックス)というメーカーは、箱の記載によると香港の会社のようで、ネットで調べると他にもモバイルバッテリーなどのデジタル用品を多く開発&販売してるようです。
本体
出力ポートの数と種類は下記
- コンセント:前面(1か所)
- USB-Aポート:下部(2か所)
- USB-Cポート:下部(2か所)
- PD出力ポート:側面(1か所)
となってます。
海外コンセントの差し込みプラグ部分は、[USA/AUS/UK/EU]となっており、概ね全世界対応と言ってよさそう。
USAプラグ(Aタイプ)は、日本のコンセントにも挿すことができるので、日本国内でもスマホ充電器として利用したり、ノートPCのアダプターとしても利用可能です。(サイズがちょっと大きくなりますが、、、)
サイズや重量は、シンプルな変換プラグに比べて重く大きい(下記参照)ので、渡航先が一ヵ国の場合だと不要に感じる人もいると思いますが、、、私がよく行くベトナムでは、ホテルによって、EU(Cタイプ)や、UK(BFタイプ)のコンセントが使われていて、同じ国内でも違ったりするので、全世界対応のほうが、渡航先ホテルで「コンセント形状が違う…」なんてトラブルもなく、安心して旅行できると思います。
カタログスペック
項目 | 仕様 |
---|---|
モデル | UA8A |
AC入力 | 100V-250V~ 50/60Hz, 10A 2500W Max. |
USB-C1出力 | 5V=2.4A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A, 20.6V=3.4A |
USB-C1+C2/C3出力 | PD 45W+5V-3A |
USB-A1/A2出力 | 5V=2.4A |
合計出力 | 70W |
電力伝送効率 | ≧88% |
材質 | PC耐火材V0 |
サイズ | 77 x 55 x 53.5mm |
重量 | 180g |
実際の使用感
冒頭でも触れましたが、PD出力は70Wあるので、高出力に対応したタイプCケーブル(100W)を使えば、一般的なノートPCなら充電可能です。
手持ちのPD急速充電対応のモバイルバッテリー『Anker Nano Power Bank(5000mAh)』も充電させてみましたが、PDに挿した際の満充電まで約2時間ほどでした。
PDの他に、通常のUSB-Cポート(2か所)と、USB-Aポート(2か所)も備えているので、従来のマイクロB端子のガジェットも充電できます。(一世代前のマウスとか)
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気になるポイント
『momax PD 70W GaN 海外変換アダプター』を使用する際に、気になるポイント(2点)を解説していきます。
複数ポート使用時の注意点(PD70Wはシングルモード時のみ)
PDの他に、USB-Aポート2か所、USB-Cポート2か所あり、計5か所の接続ポートがあるので、MAX5台まで同時充電可能ですが、複数のポートを同時に使用する際には少し注意点があります。
PDが70W出力できるのはシングルポートモード時のみで、同時使用時(コンバインアウトプットモード時)はPD出力45Wになるので、ノートPCをPDで使用しつつ、他のポートでスマホなどを充電しようとすると、電力が足りなくなる可能性があります。
ノートPCの消費電力は常に最大出力ではありませんが、複数のポートを同時に使用すると、アダプターの許容電力を超えてしまう可能性があり、許容電力を超えてしまうと、過電流から保護するために、アダプターのヒューズが切れるので、ノートPCでPD充電を使用する際は、他のポートの使用は避けた方が安心できると思います。
(閉じた状態なら問題ないと思います。)
ノートPCの消費電力とアダプター出力の関係について
ノートPCの消費電力とアダプターの出力の関係は、一般的に、ノートPCの消費電力(ワット)より、アダプターとケーブルの出力(ワット)の方が上回っていれば問題ないようです。
私のノートPC『DELL LATITUDE E7240』で例えると、[標準時:約6.9W_最大時:約65W]なので、アダプターは最低でも65W以上の出力があればいいという事になります。
ケーブルは、アダプターの出力をノートPCに伝える役割を果たしているので、ケーブルの通電量が少ないと、電力が十分に伝わらず、ノートPCの充電が遅れたり、充電できない状態になります。なので、ケーブルも通常スマホの充電などで使用してるものではなく、高出力対応のケーブル(100W等)も用意する必要があります。
*高出力ケーブルでスマホの充電という「逆」は可能です。
一般的なノートPCの消費電力は、グラボ搭載のような大出力モデルでもない限り、通常65W程度のものが多いみたいです。ただ機種によってまちまちだと思うので、その辺は各自で調べてみてください。
まとめ
海外にノートPCを持って行くと、アダプターや電源コードなどがかさばるのが悩みどころなんですが、、、
『momax PD 70W GaN 海外変換アダプター』なら、これ一台でスマホの充電だけでなく、PD充電でノートPCのアダプターも不要になり、持参するケーブルの本数も減らせるので、荷物もスッキリして、特にノートPC持参で海外に行く人には便利な商品だと思います。
一部注意点は、PD70Wはシングル接続時のみで、複数接続すると45Wになるので、同時使用時には注意が必要です。それと、ノートPCに接続するケーブルは高出力に対応したものが必要になり、スマホの充電に使用してるケーブルではできないので注意です。
あと、補足としては、海外のホテルによっては、コンセントの位置が遠かったり使いにくい場合もあるので、ノートPCに繋ぐケーブルは相応の長さを用意した方が安心だと思います。(ノートPCの付属の電源ケーブルは大体3m位です。)
まだ海外変換アダプターを持ってない人や、PD付に買い換えようか迷ってる人の参考になればと思います。
<関連商品>
*ワット数違いの商品が複数あるので、購入の際にはご注意ください。