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凡人でもロックギターアドリブが弾ける簡単練習法とコツ。~脳内TAB譜付き~

ロックギターのかっこよさに憧れて、中学や高校でエレキギターを始める人も多いと思います。

かくいう私も、モテるため中1からエレキギターを始めたクチなのですが、あれからウンンン年経ち、ようやく指板をフルに使って自由にアドリブ/即興演奏出来るようになりました!

”即興”と聞くと、かなりの腕前と音楽理論なども必要に思えますが、下手に音楽理論の勉強しても、普通の勉強と同じで、『そもそもわかる人』と『わからない人』という感じで、『ササっと理解できる念能力者(ハンターxハンター知らない人は置いてけぼりで!)』の説明だとわかりにくく、

要するに私みたいな(念能力もない)ただの凡人だと余計理解に時間かかったり、辟易して辞めてしまう人もいると思います。

なので、私みたいに遠回りしなくて済むよう、リズムマシンとかに合わせてとにかく楽しく即興できればいいんだよ!」という人の参考になるように、音楽理論は避けに避けて、、

早ければ3年で!?ロック系ギターのアドリブ/即興演奏が”出来るようになる練習法””演奏中の(私の)脳内での見え方”を解説したいと思います。

 

これを読めば、TAB譜プレイを打破して、指板全部を使って演奏する際のコツ(考え方)と、億劫なスケール練習が演奏にどう繋がるのか、がわかるようになると思います!?

 

今回は、下記リンクの総合的なものになっており、あわせて読まれると一層この話が理解できると思いますので、お時間あればあわせてどうぞ。

 

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即興演奏も出来るようになる練習内容

もう小難しい理屈は度外視で、必要な練習はたった2つ!

 

  • メジャースケール(基本的に”Cメジャーのみでもいい
  • マイナーペンタ(これは上に合わせて”Aマイナー”がいい

 

これを6弦ルート”のポジションと、5弦ルート”のポジションを、

指が覚えるまで徹底練習!!

これのみ!!!

メジャースケールの代表的なTAB(ポジション)

赤点がルート(上記はCを想定)

 

マイナーペンタの代表的なTAB(ポジション)

青点がルート(上記はAを想定)

緑点は構成音ですが、ここでは一旦パッシングノート(通過音・経過音)程度に考えて貰って結構です。

ルート音の場所だけはしっかり意識して練習!
上記以外の様々なスケールを知りたい人は、別途ネットで調べるか、『ギタースケールブック』みたいなもので覚えてください。

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上記の説明だと腑に落ちないと思うので、どうしてこの2つでいいのか?と言う解説をしていきます。

 

メジャースケールにはマイナースケールが含まれている

ここで”ピン”ときた人もいるんじゃないかな?と思いますが、

上述した練習法でいうと、CメジャーにAマイナーが含まれていることは、ちょっとでも音楽を勉強した人なら当然理解してると思います。

 

一応、知らない人のために解説すると、ギタリストがピアノで例えるのもアレですが、わかりやすいので例えると、、

Cから始まる「ドレミファ・・・」は全て「白鍵」なのは知ってると思います。

では、Aマイナーをピアノで弾くと・・・これも全部「白鍵」なんです。

これを音楽用語的に「平行調」と言ったりしますが、好きに弾きたいだけなんで用語はどうでもいいです。

 

で?

 

ようするに、Cメジャーの中にAマイナーが含まれてると言うことは、、、

1音上〔2フレット上〕Dメジャーを弾けばBマイナーも弾けるようになってて、Eメジャーを弾ければC#マイナーが弾け(ry、、というように全て繋がっているので、

すなわち、

Cメジャースケールが弾ければ、(ポジション移動するだけで)全てのキーのマイナースケールも弾けるようになってる!(と言っても過言ではない!

ということなんです。

 

CメジャーとAマイナーの繋がり

上記はCメジャー(=Aマイナー)ですが、この形のまま1フレット上げたり下げたりするだけで、どのキー(音階)にも対応できる!という事です。

 

当然、ポジションが変わるので、苦手なポジションをより多く練習した方がいいけど、まずはCメジャーから!

 

マイナーペンタトニックの必要性

メジャースケールのポジションでマイナースケールも対応していることは理解できたと思いますが、この時点ではまだロックぽい即興演奏にはなりません。

 

そこで次に必要なのが、

ロックギターキッズが、絶対確実ド定番で練習してる

『マイナー ペンタトニック スケール』

6弦ルートのマイナーペンタ

 

特に6弦ルートのマイナーペンタは運指もわかりやすく、これが弾けると一気にブルージーなフレーズになるんですが、どうしてもベッタベタのコッテコテフレーズになってしまう・・・(これ自体も突き詰めるとかっこよく弾ける人は弾けるんですが・・・)

 

 

そこで、さっきのマイナースケールを併用します。

マイナーペンタのベタベタフレーズに、マイナースケールをちょっと織り交ぜると、一気にオサレフレーズになってきます。

 

(マイナースケール上の)9th(2度)・13th(6度)を織り交ぜるだけ”で、マンネリペンタフレーズから開放される!

 

要するに「マイナーペンタ演奏に、マイナースケールも織り交ぜて弾け!」ということなんですが、、

そのマイナースケールは、結局、メジャースケールが弾ければ弾けてる事になるので、難しく考えずに、

マイナーペンタ演奏に(平行調の)メジャースケールを織り交ぜるだけでいい!

ということなんです!

 

なので、(少なくとも初期は)メジャースケールとマイナーペンタの練習のみでいいということなんです。(想定年数1年目・・・)

マイナーペンタとメジャースケールの繋がり

青ゾーンがマイナーペンタ、赤ゾーンがメジャースケール。どちらのスケールも指が覚えたら、マイナーペンタ演奏中にそのままスライドでメジャースケールに行ったり、逆に戻ったりするだけ。

 

6弦ルートと5弦ルートで練習する意味

上述でメジャースケールとマイナーペンタ練習のみで即興演奏が弾けるようになる雰囲気は掴めたと思いますが、次は、6弦ルートのポジションだけでなく、5弦ルートのポジションの必要性を解説していきます。

 

多分、多くのギターキッズが「Aマイナーペンタ」というと、先ほど掲載した6弦5フレット基準(ルート)のポジションで演奏すると思います。

これはこれでド定番の大前提なので絶対必要ですが、これではまだ左右の動き(要するにローポジからハイポジションへの移行とその逆)ができてません。

そこで、5弦ルートのAマイナーペンタ、及び、5弦ルートのCメジャースケールも練習する必要がでてくるわけです。

 

Aマイナーペンタでいうと、5弦12フレットがルートのポジション。

Cメジャーは5弦15フレットのポジション。

6弦ルートのスケールと同様、この5弦ルートポジションも指が覚えるまで練習します。(想定年数2年・・・)

5弦ルートのマイナーペンタと、メジャースケールの繋がり

青ゾーンがマイナー、赤ゾーンがメジャー。

 

ここにも、もう一つ裏技が!

 

今のところこれで6弦ルート5弦ルートのメジャースケール(=平行調のマイナースケール)と、マイナーペンタが自由に弾けるようになったわけですが、、

実はもう一つ、

6弦ルートのポジションはその中にすでに4弦ルートのポジションが、5弦ルートには3弦ルートのポジションが内包されているので、ギターではより重要な高音域の4弦ルート及び3弦ルートポジションも弾けるようになってるんです。

なので、スケール練習は6弦ルートと5弦ルートの練習のみでかまわないということなんです。

 

おぉっ!?

 

さて、ここまでわかればもう一歩です!!

 

では、5弦ルートのポジションをもう一度見てみましょう。

Aマイナーの5弦ルートは12フレットがルート。ということは、ローポジションまで下げる(オクターブ下げる)と、5弦0フレット(開放弦)も一緒で、

Cメジャーは5弦15フレット。ということは、5弦3フレットも一緒ですね。

 

Aマイナーでアドリブ演奏する場合

なので、仮にAマイナーでアドリブ(即興)演奏する場合を想定すると、

 

5弦0フレットがルートのAマイナー(ペンタ)ポジションから始まり、

5弦3フレルートのCメジャー(スケール)ポジションに移行し、、

 

6弦5フレルートAマイナーポジにスライドなど使いながら移行して、、、

6弦8フレのCメジャーポジに移行、、、、

 

そこから更に、5弦12フレのAマイナーポジうまい事移行させて、、、、、

最後に、5弦15フレのCメジャーポジまで到達できれば・・・・・

 

ギター指板を ローポジションからハイポジション へと縦横無尽に移動したソロ演奏(即興演奏)が出来る!

と言うことなんです。

 

上記のポジションが把握できるようになると、全部通る必要はないので、”5フレポジションから12フレポジにスライドで一気に持っていったり”等々といった方法で簡単にバリエーションが増やせます!(ハイ→ローも然り)

 

”超簡単な”ギターアドリブ演奏の全貌(とうとう答えが明らかに!

即興演奏中の脳内イメージ:青ポジの時にはマイナーペンタを意識していて、赤ポジの時にはメジャースケールを意識してる感じ。見えてくると、結局全体が繋がって見える。

要するに、今までの解説からも想像できるかと思いますが、メジャーもマイナーも指板上で全部繋がってるんですが、一気に覚えようとするとややこしいので、ブロック単位で分けて覚えてしまうほうがより効果的で、

かつ、その際、マイナーはペンタのみを覚え、マイナー(スケールの方)は*メジャースケールポジションで対応させれば、左右の動きにも繋がり、即興演奏にそのまま応用しやすく、より実践的に覚えられるということなんです。(*マイナーの曲の場合は、サウンド的にはマイナーを意識して)

 

結局この方法で覚えると、最終的には指板上の全てのスケールの位置と繋がりが一気に見えてくると思います。(想定年数3年!?)

 

これが脳内で繋がると、メジャースケール(Cメジャーのみでも)と、平行調のマイナーペンタの練習をするだけで、EmだろうがB♭mだろうがGmだろうが(当然マイナーだけじゃなく、メジャーキーも)、ギターの場合ポジション変えるだけでどんなキーでも同様に出来るようになるので、ポジション毎のメジャースケール練習は必須!なんです。

【ちょっと突っ込んだ追記】:一つの「メジャースケール」でいい理由 & みみコピ & 音を外した場合の対策

慣れてきたらこれに更にドミナント(Ⅴ7)も入れると、より展開が広がりますが、これも結局マイナーペンタが案外普通に使えたりして、、

とはいえ、まずは曲のキーとなる(メジャー)スケールのみでも十分いいと思える理由を追記しときます。

一つのメジャースケールでいい理由

上述のAmの場合で例えると、リズムマシン等でただずっとAmコードが鳴ってる上でCMスケール(Amの平行調)を弾くだけでは単調な感じになってしまいますが、

曲の場合はコード進行が『Ⅰ(Am)-Ⅳ(D)ーⅡm(Bm)-Ⅴ7(E7)』のような感じで勝手に変化するので、

要するに曲のキーがAmの場合だと、CMスケールを弾いてるだけでもナチュラルマイナーだけでなく、ドリアンやフリジアン・ミクソリディアン等等を勝手に弾いてることになるので、これだけでも十分メロディーになったりします。

 

耳コピについて

”耳コピできない”という声も聞いたりしますが、(難しいものは置いといて)

結局、即興は一瞬で作曲してるようなものなので、逆手順的に、曲が流れてる所に色んなメジャースケール(CメジャやFメジャなど)(ブルースロック系の場合マイナーペンタ)を合わせてみて、メロディラインときれいに当てはまるスケールがその曲のキー(or平行調)という感じで、単純な曲(名曲かどうかは別)の場合はメジャースケール(&マイナーペンタ)が弾けるようになるだけでもキーが探せたりします。

 

最初はあってるのに途中から合わなくなったら「転調してる」という感じ、この辺を言及しだすと徐々に難しい音楽理論になってくるので、楽しく弾きたい勢には無視推奨…(私がわかってないだけ

 

【最重要】音を外した場合

明らかに音を外した場合は、主音・根音(要するに今回の場合Amペンタ)にスライドなど使って強引に戻せば「え?今のパッシング音ですけど?」と誤魔化せるはず←最重要

実践してみる

即興演奏の練習する際、リズムマシンなどを持ってない人は、最近ではユーチューブにコード進行のみのバッキングがあるので、それを利用してメジャースケールとマイナーペンタを弾くと、実践的に楽しくスケール練習できますよ!


↑SRV『リヴィエラパラダイス』のバッキング(Em_Ver.)*youtube

 

この原曲はE♭mですが、練習しやすいEmバージョン転載してます。

これの場合、Emなので、EマイナーペンタとGメジャースケールで演奏できますね!

 

↑♭Eバージョンですが、最初の部分がGメジャースケールのポジを利用して、あとはほぼEマイナーペンタのみで弾いてる感じです。

 

↑Purple Rain – Backing track ( Jack Thammarat )*youtube

 

こちらはプリンスの名曲『Purple Rain』を『Jack Thammarat』がカバーしたバージョンのバッキングトラックです。

この曲は、Gマイナーとその平行調のB♭メジャーが交互に動いてる感じなので(実際のコード進行とは別です)、練習材料にもうってつけ♪

 

そして、きちんと練習すれば・・・↓

↑20歳でこのソロは圧巻!!*youtube

 

これを演奏してる『Christone “Kingfish” Ingram』さんは、この時まだ20歳前後のはずですが、年季の入った歌声もさることながら、Gマイナー(ペンタ)を巧みに使いこなした後半のソロは素晴らしく、運指ポジションも視覚的にわかりやすいので、参考になります。

ギター即興演奏のまとめ

どうでしょうか、メジャースケール(と平行調のマイナーペンタ)を練習し続けるだけで即興演奏できるようになる理由が伝わったでしょうか??

 

「スケール練習は絶対必要」なのですが、何の意味があるかもわからず黙々と練習するのは辛いですよね…

私は、しつこい性格なので、C学1年から始めてウン年間黙々とメジャースケールとマイナーペンタを練習し続け、指板上のスケールの位置関係が脳内で繋がり、やっと即興演奏にまで活かせるようになりました・・・

 

無駄に時間がかかってしまった。orz

 

今回の事をちょっと小難しく音楽用語的に言うと、その曲のトーナリティ(調性)を探し出し、モード的発想で演奏する。

ということなんですが、

結局、その”調性”とは語弊を恐れず単純に言ってのけてしまうと、往々にしてほぼその曲のキー(Key)と思って間違いないので、少なくともブルースなどの単純なコード進行ならば、その曲のキーのマイナー及び、平行調のメジャーで演奏すれば、即興演奏が出来る。ということなんです。

 

ただ、複雑なコード進行の曲や、転調する場合は一概に当てはめる事はできない部分もありますが、少なくとも、ブルースロック系の即興セッションなんかではイケルはず

 

この時点で脱初心者なのかは分かりませんが、ギタリスト・・・というより楽器演奏者にとって、アドリブ/即興演奏できるかどうかが一つの壁になっていて、

特にギタリストは、特性上譜面での演奏は苦手な人も多く(私もそうです。orz)、学生時代バンドやってたような人も、特に初期はTAB譜が分かりやすいので、目で理解して演奏してしまい、

練習で曲は弾けるようになっても、曲をただトレースしてるだけ(それにも相当な技術が必要なので、こういうと聞こえが悪いですが・・・)なので、上手に完コピできる腕まであっても、反面、何年弾いても音楽の理解に至らず、即興演奏で詰まって辞めてしまう人が多いんじゃないかな?と思います。

 

それを超えるきっかけとして、まずはメジャースケール(平行調の)マイナーペンタを意識しながら練習すると、私みたいに超~遠回りすることなく、

Cメジャー練習だけでも、5年、早ければ3年で、TAB譜だのみのコピープレイや、単なるフレーズ集に頼らない、単純なコード進行ならロックっぽい即興演奏(アドリブ演奏)が弾けるようになると思います!

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