楽天デビットカードは国内だけでなく、海外でもショッピングからATMで現地通貨引出しなどにも利用でき、海外旅行のサブカードに重宝してるんですが、不正利用されないか心配で(特に海外での使用を)躊躇ってる人もいるんじゃないかな?と思います。
実際、私自身、以前不正利用被害に遭った経験があり(全額補償されました『その時の様子はコチラ』)、また被害に遭わないために、不正利用を高確率で防ぐ方法を考え、前回ベトナム旅行で実際に試してみました。
結論を先に言うと、海外でも”この方法”は通用するという事が分かったので、不正利用が心配な方のために、
今回は、海外旅行でも安心して使える!『楽天デビットカード』の不正利用被害を(ほぼ)防ぐ使い方とメリット・デメリットも合わせて紹介します。
海外でも『楽天デビットカード』の不正利用被害に遭わない使い方
楽天デビットカードは、銀行口座アカウントから『デビットカード利用制限』という設定があり、これをロックしてる限り物理的に使用できないので、たとえ番号が漏洩しようとも不正利用も100%防ぐことが可能です。
でもこれだと本末転倒なので、、、
この機能を利用して、スマホに『楽天銀行アプリ』を導入し、お店で”カードを使う直前に利用制限を解除(&即ロック)”という方法をとります。
この方法だと、利用できる時間は”制限解除してる時間(数分)”だけなので、不正利用もかなり高確率で防ぐことが可能というわけです。
そしてこの方法は、国内だけでなく海外でも(スマホでネット通信が使えれば)その場で設定変更可能なので、海外旅行中ずっと利用制限を解除しておかなくていいため、海外旅行でも安心して利用することができます。
では、、この方法を海外(私はベトナム)で行う際の実際の手順と、メリット・デメリットを紹介します。
スマホに『楽天銀行アプリ』を導入
まず、スマホ用の『楽天銀行アプリ』を事前に導入しておきます。
アンドロイド用↓
アイフォン用↓
『楽天銀行アプリ』で銀行口座にログインする
『楽天銀行口座にログイン』します。
ネット通信が可能なら海外からでもできますが、通信が不安定だとアクセスが遅い事がある(特に海外)ので、お買い物でその場で行う際は、支払う直前ではなく、レジに並ぶちょっと前にログインすると安心です。
デビット利用制限にアクセスする
ログインしたら、『商品・サービス』という項目内にある『セキュリティ』を押下して、次ページの『デビットカード利用制限』を押下します。
利用制限を解除する
『セキュリティ設定』に『デビット利用』と『内、海外利用分』という項目があるので、まずは、上の分の『利用停止を解除する』を押下して制限解除。(これで国内でカードが利用できる状態になります。)
海外で利用する際は、その下の『内、海外利用分』の『利用停止を解除する』も押下すると、海外で利用できるようになります。
再度、利用制限する
買い物(支払い)が終わったら、『デビット利用』の『利用停止にする』を押下して利用停止します。
カードの利用が終わったら、楽天銀行アプリからログアウトして終了です。
この方法でカードを使用すれば、制限解除されてる時間はごく短時間なので、不正利用の確率も劇的に下がります!
ちなみに、
一度これをやると、次回からは、トップページの『最近の履歴』から『デビット利用制限』ページに”一発で飛べる”ので、手間も省けて、海外旅行中でも毎回これをやる億劫さもほぼ感じません。
その他のやっておいた方がいい設定
上記の方法で不正利用はかなり防げますが、これでも100%ではないので、万が一、不正利用された時のために、『1日の利用限度額』の設定もしておくとより安心です。
上記と同じセキュリティページ内にあるので、この際にやっておきましょう!
この方法のメリット・デメリット
上記の”使用する直前に利用制限を解除(&即ロック)する”方法の(特に海外で行う際の)メリット・デメリットを解説していきます。
メリット
まずはメリットから。
①:不正利用に遭うリスクはほぼ皆無。
(海外でも)お店で買い物する場合、レジに並ぶ直前にロック解除して、買い物後すぐまたロックをかければ、時間にすると1~2分間という短時間しか利用できないので、不正利用に遭うリスクは”ほぼ皆無”(と言っても過言ではない)のが最大のメリットです。
②:タイムラグもほぼない。
スマホの『楽天銀行アプリ』で『利用制限』を解除した場合、(海外でも)設定変更は即反映されるので安心です。
例外として、楽天銀行が”メンテナンス中”等の場合、設定変更などができない時間もあるのでそれには一応注意が必要ですが、その場合、メンテナンスの日などの情報は事前に開示されており、これもそれほど頻繁にあるわけでもないので、「多少気にかけておく程度」で十分だと思います。
デメリット
次はデメリット。
①:海外でネット通信できる環境がいる。
楽天銀行口座にログインするにはネット通信が必要なので、お店などでその場で解除したい場合は、シムフリー端末なら海外現地シムを挿すか、海外モバイルWi-Fiなどネット通信が必要です。
ホテル(等)のWi-Fiで『利用制限解除』して、買い物ののち、またホテル(等)のWi-Fi環境下で『再度ロックする』という方法なら可能です。*その分、当然ですが、解除時間は比例して長くなります。
②:通信が不安定だとできない場合がある。
通信が不安定だったりすると、その場でロック解除できないことがあります。その際、例えばコンビニなどでの買い物の場合、ロック解除できなくても、最悪買い物を諦めれば済みますが、特に問題なのは、レストランなど食後(後払い)の際に「カードが利用できない!」なんて事になると大変なので、多少使う分程度の現金は所持しておくことをおすすめします。
③:支払うタイミングが確定していないものは、ロック解除し続けておく必要がある。
具体的に言うと、配車アプリ(ベトナムではグラブ・地域によってはウーバー)の場合、支払いに楽天デビットカードも登録できますが、グラブがどのタイミングで決済してるのかわからないという事もあり、配車して、乗車し、目的地に到着して降りるまでロックを解除し続けておく必要があります。
グラブに限らず、ネット予約系など、予約確定した際に決済になるような、決済のタイミングが分かりにくいものは、それまでずっと利用制限解除しておく必要があるので、そういったものの支払いはクレジットカードにするか、ケースバイケースで対応する必要があります。
【楽天デビットカード】不正利用被害に遭わない方法:まとめ
前回ベトナム旅行(ダナン・ホイアン)で、スマホに現地シムを挿して、実際にこの方法で使用してみましたが、ベトナムからでも普通に楽天銀行口座にログインして、設定変更もでき、大きな問題はなかったです。
ただ、通信が不安定な時にアクセスがかなり遅いことがたまにあったので、買い物で利用する際は、レジに並ぶより前に、事前に利用制限を解除しておくと安心だと思います。
それと、デメリットに書いた『グラブ』についてですが、もし配車が確定した瞬間に決済されてるなら制限解除も短時間で済むと思いますが、決済のタイミングが私の方では分からないので、私はこの『グラブ』の分と、海外現地ツアー予約の『KKday』の分は、ネット予約で支払いタイミングが把握できないため、『楽天デビットカード』ではなく『クレジットカード』にしてます。
ー総括ー
海外でやる場合は、スマホでネット通信が必要だったり、クレカと使い勝手が多少違う部分がありますが、この方法なら、利用できる時間がかなり短時間なので、不正利用の確率も大幅に下げることができ、”ヘタするとクレカより安心できるんじゃないかな?”と思うので、『楽天デビットカード』を海外で使用する際の不正利用が心配な方は、この方法を試されてみてはいかがでしょうか。