『バッチャン村』は、ハノイ・旧市街から車で片道:約40分と、気軽に日帰り観光できる人気の観光スポットなので、ハノイ旅行の際に合わせて行きたい人も多いと思います。
旧市街からバッチャン村までのアクセスは、GRAB(配車アプリ)で行くとラクですが、旧市街北側にある「ロンビエンバス停」から「バッチャン村」までローカルバス(47A)が運航していて、片道7,000ドン(約40円)と超格安なので、バスに抵抗感がない人ならオススメです。
ベトナムのローカルバスは、多少慣れが必要ですが、バッチャン村のバス停は終点なので、降り損なう心配もなく、帰りのバス停も同じで、何の問題もなく往復できました。
バッチャン村は、陶芸博物館があったり、バッチャン焼きが集まってる「市場」があったり、特に治安の不安もなく(犬から吠えられた以外は…笑)、村を散策してたら現地の子供に笑顔で手を振られたり、ベトナムの素朴な一面が垣間見れて、それも楽しかったです。
という事で、旧市街からバッチャン村までローカルバス(47A)で往復した様子と、バッチャン村で見れるもの、観光所要時間などを紹介します!!
旧市街からバッチャン村へのアクセス方法
まずは、旧市街からバッチャン村まで行くローカルバス(47A)に乗るために、旧市街北側にある「ロンビエンバス停」に向かいます。
厳密にはロンビエンバス停以外からでも乗れるけど、特にベトナムローカルバスに慣れてない場合はロンビエンバス停は大きくて、上屋もついてて「バス停」ってはっきりわかるから利用しやすい。
ロンビエンバス停
旧市街からバッチャン村まで行ってるバスの番号は「47A」
「47B」という紛らわしい番号のバスもあるけど、これは途中からルートが違うから間違わないように注意!
↑ロンビエンのバス停の場所
因みに、ノイバイ空港行きの定番「86番バス」等も停まるから、ハノイ駅からじゃなく、ここから利用する人も多い。
ベトナムのバスは、日本みたいにバス停でぼーっ…と待ってても停まってくれないから、「来た!」と思ったら、運転手に見えるように、手を上げて”乗りたいアピール”が必要…
道中
乗り込んで程なくしたら、車掌さんが料金徴収に来るので、料金(7,000ドン)支払います。*’24時
スマホ見れるなら、グーグルマップでバスルートチェックする事も出来るので、今どの辺走ってるか確認すると不安解消になるのでオススメ!
バッチャン村バス停に到着
移動時間は約40分。
ベトナムローカルバスは、降りるときも一癖あって、「まだ動いてるんですけど…」状態で降車するスキルが必要だけど、、、バッチャン村のバス停は終点で、次の出発まで停車してるので、ベトナムローカルバスに慣れてなくても安心して降りれる。
帰りのバス停も同じ場所だから、「帰り方面のバス停ないじゃん!」っていう心配もない(経験談…)
↑バッチャン村バス停の場所。大体この辺りだけど、空き地みたいな場所に停まる(上写真参照)
バッチャン村
まずは、バッチャン村のメイン観光スポットの一つ『バッチャン陶芸博物館』に向かいます。
バッチャン陶芸博物館
バス停から徒歩7分くらい。
バッチャン陶芸博物館の「チケット料金」
建物向かって左側に「チケットカウンター」がある。
チケット料金が妙に細かく分かれてるけど、6万ドン+9万ドン(計:15万ドン)のチケットを購入するととりあえず全部見れる。
因みに、一番高い22万ドンのコンボチケットは、陶芸体験付きみたい。
中の様子
博物館の中にもバッチャン焼きのお土産ショップが複数ある。
料金表示もあるから安心。
1階:POTTERY WHEEL SQUARE
渦巻のような独特の形状の建物もウリの一つみたい。
中へのアクセスは、正面に”メインゲート!”みたいな所があるけど、そこじゃなくて小さな扉の中にエレベーターがあるからそこから中へ。
階ごとにコンセプトが分かれているから、1階ずつ上に上がって見学すると効率いい。
2階:SPACE OF BATTRANG POTTERY PAST & PRESENT
2階は「バッチャン焼きの過去と現在」
初期の焼き物は日本で例えると縄文時代みたいな作りなんだけど、だんだん進化していく様子が見れる。
3階:LIGHT SCULPTURE EXHIBITION SPACE
3階は、ベトナムの芸術家「BUI VAN TU(ブイ・ヴァン・トゥ氏)」による光彫刻の展示スペース。
彫刻の形では何かサッパリ分からないけど、絶妙な角度で光を当てると、影で作品が浮かび上がる。ガチで凄い…
パンフによると、ベトナムの14人の歴史的人物が作品のモデルみたい。
4階:レストラン&カフェ
4階は、カフェとレストラン。
私はここで食べなかったけど、バッチャン村は飲食店が少ないから、ここで昼食取るのもアリだと思う。
5階:HUONG SA ART HOUSE
4階から繋がる階段を上ると、仏教をテーマにした光の彫刻アートの小屋があり、無料で自家製のコールドブリューティー(水だし茶)が頂ける。
お茶の味は、ほんのり甘くて優しい味。
お椀も素敵だけど、テーブルもすごく凝った作りになってて、中央が小さな池のようになってて、よく見ると小さなメダカ?が泳いでた。
パノラマビューからは、バッチャン村の眺望も楽しめる。
G:Pottery Wheel Studio
最下層のグランドフロアは、陶芸体験。
陶芸体験付きコンボチケットを購入した人は、ここで陶芸体験ができるみたい。
調べた所では、作った作品は「焼成ではなくその場でバーナーで焼いて乾かすだけ」なので、実用レベルではないみたいです。
バッチャン陶芸博物館の「観光時間」は?
全ての階を見学して「観光所要時間」は、だいたい1時間30分といった所です。
レストランで食事したり、陶芸体験するなら、その分プラスという感じですね。
バッチャン村散策
陶芸博物館を後に、バッチャン村散策。
バッチャン市場
バス停のちょっと先に「バッチャン市場」がある。
ここにはバッチャン焼きのお店が集まってるから、村中に点在する個別のお店周るより効率よく探せると思う。
マップでは道の南側になってるけど、この道の両側に市場がある。(↑写真参照)
お店ごとにポップなものや、シックなものなど様々。
中には豪華すぎて、とてもじゃないけど観光客が買うレベルじゃないものも…
バッチャン市場で「お洒落マグカップ」探し!
バッチャン焼き自体は、旧市街でも販売してるお店もあるけど、やっぱり本場は種類も豊富で、値段も安い感じ。
値段表示されてる物も多いけど、お店によっては多少なら値引き交渉もできるみたい。
バッチャン市場の観光所要時間は?
バッチャン市場は隅々まで見るとそれなりに広いから、それぞれだけど、(私の場合マグカップ中心に見て回って)観光時間:約1時間といった所です。
もっと奥までバッチャン村散策…
グーグルマップではどこまでがバッチャン村(”観光”という定義で)か分かり難くて、マップで「バッチャン村」の中心地?になってるポイントまで確認に向かってみたけど、
道中、村の子供たちが遊んでたり、ベトナムの素朴な一面が垣間見れた程度で、「素朴な村を散策したい」といった目的でなければ、ここまで来る必要はない感じです…
「Bánh Cuốn Cô Nghi」で昼食
昼食に、グーグルマップで評価が良かったので、「Bánh Cuốn Cô Nghi」というお店に行ってみた。
ちょっと遅めの昼食(3時30分)という事もあり、他にお客さんもおらず、電気も消えてて心配だったけど、奥にいた店員さんに声を掛けたら、テーブルに案内してくれた。
テーブル席が複数あり、お店のキャパはザっと見で20~30人程度なら入りそう。
店員さんは、現地のお母さんとお父さんでやってるみたいで、英語も一切通じなかったけど(私もだけど…)、メニューを指差し注文で理解してくれて、量なども聞いてくれたり、親切なお母さん♪
「バインバオ」は”ゆで卵入り肉まん”という感じで、普通に美味しかった。
ベトナム料理の名物「バインクオン」なども評判いいみたい。
- バインバオ:30K
- お茶:10k
場所は、バッチャン市場から少し北に行った所なので、十分徒歩圏内でアクセスも良好。
ただ、通りからちょっと脇道に入った先にあって、入り口は多少見つけにくいかも…
バッチャン村から旧市街までの帰り
旧市街までの帰りのバス停も行きの場所と同じ。
バッチャン村バス停
バスが来たら、出発まで乗り込んで待ちます。
因みに、この47A番バスは、始発5:10分、最終20:50分で、20分おきに出発してるみたい。
行きと同様、乗ったら車掌さんが料金徴収に来ます。(7,000ドン)
ベトナムはバスに限らず、大きな紙幣はおつりが無くて嫌がられる事もあるから、乗車前に小さい紙幣を用意しておく方が安心。(露骨に嫌な顔されるのはここ数年でかなり減った)
ロンビエンバス停に到着!
ロンビエンのバス停は、終点ではないから、一応バス停が近づいてきたら、出口付近に立ってスタンバっておくと安心。
とはいえ、ここで降りる人も多いし、最悪降り損ねても、次のバス停(終点)で降りればそう離れてないから、過度に不安がる心配はないです。
バッチャン村の観光時間(総合)は?
全体を通しての観光時間は、途中無駄に歩いた事もあり、朝10時から出発して夕方5時を回ってたので、
計:7時間
「博物館と市場のみ」という感じで効率よく回れば、バッチャン村観光:3時間+移動:往復約1時間30分=計:4時間30分程度(半日)でも十分楽しめると思います。
バッチャン村観光:まとめ
『バッチャン村』は、いつかツアーで参加しようと思ってたんですが、旧市街からも案外近いという事もあり、現地ツアー会社や、ツアー予約アプリ(KKday)で探しても提供されてなくて、だったら個人的に行こうと、ローカルバスで「バッチャン村」に行ってみましたが、、、
個人で行くと見どころが分からない反面、自由に歩けるので、素朴な村を散策するだけでも心地よくて、陶芸博物館も見ごたえがあり、また行きたいと思える程楽しかったです。
バッチャン村までのアクセスは、グラブ(配車アプリ)で行くとラクですが、ハノイ旧市街にある「ロンビエンバス停」から「バッチャン村」までローカルバス(47A)が7,000ドンと激安で運航してるので、グラブタクシー使えない人や、旅費をとことんケチりたい人(私)には便利ですね。
バッチャン焼きは旧市街でも売ってますが、「バッチャン市場」は種類・デザインも豊富で、お目当ての大きいマグカップも色々見れて、値段も少し安い感じなので、バッチャン焼き目的で行く価値は十分あると思いますよ!
という事で、「バッチャン村観光モデルコース」の参考になればと思います。