私は毎度、海外旅行に行く際、現金だけだと不便なんで、楽天(ゴールド)デビットカードとマネパカードの2枚体制で旅行しているのですが、、
前回”コロナ直前!”ホーチミン旅行の際、現地でスキミングされてしまったのか、理由は定かではないのですが、帰国から数ヵ月後、楽天デビットカードを不正使用(不正利用)されてしまい、発覚後すぐさま返金補償申請を行なって、約5ヶ月かかりましたが、どうにか返金補償されました・・・
今回は、同様の被害にあった方の参考になるように、”楽天デビットカード”不正使用発覚から”実際に行なった 返金補償手続きの流れ”を紹介したいと思います。
楽天デビットカード不正使用発覚から、返金補償手続きの流れ
楽天デビットカード不正利用からの返金補償までのザックリとした流れは、、
- メールで不正使用発覚
- これ以上の被害を抑える為、すぐにカードを使用停止
- 後日、今回の不正使用分の補償の手続き
- 更に数ヶ月間の調査の後、問題なければ返金補償
という感じです。
では、デビットカード不正利用発覚から返金までの実際の流れを順を追っていきます。
不正使用発覚
不正使用に気づいた経緯は、(6月某日)深夜2時頃だったのですが、楽天銀行に登録しているメールアドレス宛に、身に覚えの無い「ご利用通知メール」が立て続けに数件連続で入り気づきました。
カードの利用停止方法
不正使用に気づいたら、これ以上不正利用されない為に、すぐさまカードを停止する必要があります。
カードの使用停止方法は、アカウントにログインして自分で止めるか、電話での利用停止になるのですが、その後の保障手続きもあるので、結局電話のほうが無難だと思います。
窓口の電話番号は『楽天銀行 カードの紛失・盗難(公式ページ)』で確認されてください。
電話での利用停止方法
電話をかけると、音声ガイダンスが流れ、指示通りに番号プッシュして、その後オペレーターに繋がります。
『カードの紛失・盗難用窓口』の受付時間は”24時間対応”なので、深夜でも繋がり安心です。
音声ガイダンスを終えるとオペレーターに繋がります。「身に覚えのない請求が・・・」というと、専用窓口なので、すぐに状況を察して下さり、その後の対応など色々説明されます。
自分の口座からは不正使用分の金額が減っているのですが、この時点ではまだ『入出金明細』には使用されたお店(加盟店)の名前はまだ記載されておらず、「現時点ではまだ利用確定していない」という事で、まだ被害の申請はできないので、ここでは一旦カードを止めるだけになります。
その後、1件でも利用確定したら再度電話することになります。
*未確定分が返金される
同日朝5時頃、『設定していた利用制限』を越えたのか理由は定かではないですが、一部確定できなかったようで、その分が即座に返金されました。
不正使用確定、再度連絡。
数日後1件でも不正使用が確定したら、今度は『楽天銀行 各種商品専用窓口(公式ページ)』内にある『デビットカード お問い合わせ窓口』に連絡します。
ここで、補償申請の手続きに入り、数日中に書類が送られて来る事になります。
書類到着
連絡から約一週間後、書類が到着しました。
『書類』内容
- 重要事項・注意事項の書かれたもの・1枚
- 不正使用調査ヒアリングシート(カードの使用方法や管理方法を書く)
- 一体型キャッシュカード盗難・紛失等被害届
- 不正使用調査依頼書
- Disputed Transaction(調査依頼書)
- 返信用封筒
記載内容は読めば大体わかるのですが、”カードを使用した店舗”等の記述項目があるので、もしもに備えて、特に海外旅行で使用した場合などは、『カードを使用した店舗のレシート』等を一定期間補完しておくことをおすすめします。
未確定分の被害額
不正使用総額の記入欄に記入する際、この時点でまだ不正使用の確定してない分(加盟店が記載されてない分)がある場合は、確定してる分と確定していない分を分けて記入するといいです。
警察署に被害の受理番号を貰いに行く
記入内容にある『被害の受理番号』を貰うために、最寄の警察署(交番ではない)に被害届を出しに行く必要があります。番号は即時発行ではないようで、後日(2~3日程度)再度受け取りに行く事になります。
地域の警察署で若干対応が違うようで、私が被害届を出した警察署では「この場合厳密には被害者は銀行側になるので・・・」と言われ、『相談』という形で受理番号を出して頂く事になりました。
書類送付
警察署で受理番号をいただいたら、必要事項を全て記述し(楽天デビットカードが手元にある場合は、カードの表・裏両面のコピー)と書類一式を同封の返信用封筒で送り返します。
受付には期限があるので、出来るだけ速く送り返しましょう。
補償審査についての電話
書類送付から約3ヵ月後(不正使用発覚から約4ヵ月)、楽天銀行から電話がかかってきました。
聞かれた内容は、補償審査の再確認で、送付した書類(ヒアリングシート)とかなり重複していましたが、カードの管理方法などを再度聞かれました。
その後、何も問題なければ約1ヶ月後に『支払い同意書』が送られてきます。
支払い同意書
補償審査の電話から約15日後『支払い同意書』がとどきました。
あとは、これに名前や住所等を記載し返信用封筒で送り返したら手続き完了です!
補てん振込みまでの日数(追記)
返信用封筒を送り返してから実際に補てん額が振り込まれるまでの日数についてのお問い合わせがあったので追記しておきます。
もう2年前の事で、きちんとした日数の記録が無かったのですが、楽天銀行の補てん額の振込みがされた日付から返信用封筒を撮影したデジカメデータの日付を逆算したところ、
返信用封筒を送ったのち、約1週間後くらいに振込みされていました。
楽天デビットカード不正使用被害を抑える”6ヶ条”
今回楽天デビットカードの不正使用被害に合う事で思った、今後の不正使用被害を抑えるために、最低限やっておきたいことを紹介したいと思います。
・海外旅行に行く前に解除して帰国後また停止。
・使用制限切り替えは即時反映されるので出来れば使用する前だけ解除。
・国内でも使用するなら、海外利用だけでも止める。
・1日の使用金額を出来るだけ少なく設定。
・もしもに備えてレシートは一定期間保管。
海外でもかなり安全に使える方法を紹介してます↓
楽天デビット不正使用、返金補償申請のまとめ
今回運悪く楽天デビットカードを不正使用されてしまいましたが、その後の楽天銀行の対応もカードの停止から申請・返金まで丁寧に対応してくださり、今回は海外ネットショップでの不正使用ということもあって、調査に多く時間がかかったようでしたが、ちゃんと返金補償され安心しました。
デビットカードは(楽天銀行に限らず)年齢等の基準さえ満たしていれば契約でき、クレカのような審査もないので、就職前の学生さんや、定年後のシニア旅行でも使用できるので便利なカードですが、、仕様上デビットカードの使用限度額が銀行口座の残高とそのまま直結してしまっているので、可能であればデビットカード以外にもカードを用意しておくとより安心できると思いますが、
最低限1日の利用金額のリミットは必ず設定、使用しない時は停止して、海外旅行で利用する際は、使用する時だけ解除するとより安心して使用できると思います。