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肉体労働が幸せになれない本当の理由。経験者からみたブルーワーカーの真実。

模索期…
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”ライフワーク”における、ライスワークとライクワーク

参照: 『時間という財産: Hidetaka Nagaoka at TEDxSaku』(YOUTUBE)


TED主催の番組内で(NPO法人侍学園スクオーラ・今人 理事長〈外部リンク〉)長岡秀貴さんは、これを「ライワーク」と「ライワーク」という言葉で説明しているのがわかりやすく参考になる。

 

この中で言われている事を要約すると、

「一日24時間から、8時間を勤労or勤勉にあて、6時間寝て3時間食事などに当てても、残り7時間あるから、好きな事を仕事にしたかったらその残った時間をうまく使うこと」

と言ってあります。

 

要するに帰宅後残った時間で遊ぶか、もしかしたら収入になるかもしれない好きな事の準備に使うかという話なのだと思いますが、それが許された仕事はまだ幸福だと思う。

肉体労働はただ体力的な大変さだけでなく、労働者として働くだけで貰える給料の打ち止めが早く来てしまい、それならば「次に繋がる準備をする」なんて事が時間的にも体力的にもほぼ不可能なところにある。

それは肉体労働だけではないのだけれど、例えばネットさえ使えれば、ブログでもユーチューブでも今は家にいながら別に収入を得るチャンスがあって、家に帰りソファーに横になって番組でも見てるなら、まだ時間に余裕があって、ただやってないだけということになる。

当然それをみんながやらないといけないという事ではなく、今の現状に不満を抱きながらも帰宅後7時間あき時間があり、休日がきちんとあるなら、まだ時間に余裕があるということ。

けれども、少なくとも私の勤めた肉体労働では、「あの時間のどこにその隙間があるのか?」と思うものであったし、昇進試験もない肉体労働では、体格が良く、仕事がさばければ、そのうち月収50~60万になるかも知れないという感じ。(”そのうち”という表現に、語弊があるので言い換えます。定年までにうまく行けば月収50万位になる可能性がある。)

50万になれば幸せと言うわけでもないのに、そもそもそうなる保証もない

仮定の50万は年収にすると600万で、現在の『サラリーマン平均年収:約400万』より高く見えるけど、税金を支払うとその差額は思ったより開きが無い。

税金は%(パーセント)で引かれるから、給料が高い方が多く引かれる結果になる。だから、実は年収1千万の家庭の方がきついという話もあったりする。

 

 

さらには、必死に働けば贅沢もしたくなり、その分”毎月の支払いが増えてしまう”という悪循環になったりする。

けれどもっと重要なのは「次につながる準備をする7時間」が肉体労働にはないところ。

だからどちらにしろ給料は問題ではなく、時間をかけて支払ってもらう給料という対価の先に見える人生が、多少貯金できても、海外旅行になんて行けないし、たいしてドライブする時間はないけどローンで買う車とか、休日だけ着るブランド物の服といった人生に、虚しさを感じてしまった。

 

*部分への言及:

出世したらしたで、多少貯金は出来ても、より仕事に責任が出てきてしまい、長期休日なんてとれず、結局海外になんて行けないというジレンマ。

少なくとも私の父は、地方の民間企業だけど、晩年それなりの役職に就いていたので、それなりの給料はあったようだけれど、休日でも関係なく仕事先から電話がかかってきたらすぐに会社に行って対処しなければならず、有給だとかいうシステムは暗黙の了解で使えたものではなかった

だから、やりたいと思えない仕事で出世してしまうと、病院で鬱だと言われても責任が伴い中々辞める事も出来ずに、さらにノイローゼが悪化して、若くして(40代後半)ガンになってしまい50代という若さで他界してしまったのだと思う。

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